Michel Reis "Michel Reis Japan Quartet"

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最近、事前情報で石若駿参加アルバムを見つけきれず、発売直後に見つけて急いで買い込んだアルバム。
それだけ、いろいろなセッションに引っ張りだこで、演奏が記録されているということなんだと思います。

Michel Reisはルクセンブルク出身のピアニストで、日本贔屓なところがあるのか、前作は水戸でのソロでした。

このメンツでの活動は、石若を除く3人がNY時代からの知り合いで、そこに石若を加えて2015年から活動をしているそうで、毎年日本ツアーもやっていたんだそう。。知らなかった..。
本作は、2017年のツアーの後にスタジオ録音されたものとのこと。

メンツは、石若、須川に、西口明宏はMegapteras(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64089086.html)のメンバー、Michel Reisは今回初聴きのようです。

Michel Reis(P)、西口明宏(Sax)、須川崇志(B)、石若駿(Ds)

演奏曲は、Michel Reisのオリジナルが7曲(このアルバムのために書いたそう)に、Improvisationと題された即興曲4曲で、全部で11曲。

1. Antigua
2. Maebashi
3. Everynow and Again
4. Improvisation 4
5. Solstice
6. Improvisation 2
7. Seeking Silence
8. Improvisation 3
9. Long Ways
10. Old Friends
11. Improvisation 1

非4ビートで変拍子多めでありながら、メロディアスな旋律を聴かせる、
いわゆるNYのコンテンポラリジャズなサウンドと言えそうな楽曲多数。
なんの前情報なく聴いていて日本人の演奏だって思う人はいないんじゃないかというくらい、和テイストを感じさせない演奏が繰り広げられている。

ビブラートをほとんどかけない無機的な雰囲気の漂うサックス。
速い曲からゆっくり目の曲まで、相変わらず縦横無尽、変幻自在なドラムを叩く石若。
グッと深い音で演奏に心地良い緊張感を入れてくる須川のベース。

Michel Reisのピアノはきれいな響きを大切にするようなスタイルではあるが、それでいて陽性な雰囲気を感じさせるもので、ちょっと独特な雰囲気。

途中に紛れるImprovisationと題された即興部分は、より自由度の高い、思索的な展開の小品で演奏者同士のやりとりは

ベストは、1曲めでしょう。

Michel Reis "Michel Reis Japan Quartet"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07C9PRMV3/)

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