Joshua Redman "Still Dreaming"
Joshua Redmanの新作は2年ぶり。前作はBrad Mehldauとのデュオ作。
"NEARNESS"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63891934.html)
でした。
ここのところレギュラーグループでの活動というより、一匹狼然といろいろな組み合わせでのアルバムを気の向くままにリリースしているような印象を持っています。
"The Bad Plus Joshua Redman"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63325737.html)
本作もピアノレスのカルテットと、ちょっと変則的な構成。
というのも、Dewey Redmanの"Old & New Dreams"にインスパイアされて作られたもので、楽器構成も合わせているということ。
ちなみにこちらは、Dewey Redman,Don Cherry,Charlie Haden,Eddie Blackwellという布陣でありました。。
本作のメンツは、
Ron Miles(Tp)、Scott Colley(B)、Brian Blade(Ds)、Joshua Redman(Ts)
演奏曲は、Charlie Haden、Ornette Coleman各1曲、Scott Colley2曲、Joshua Redman4曲という構成。
1. New Year
2. Unanimity
3. Haze and Aspirations
4. It's Not the Same
5. Blues for Charlie
6. Playing
7. Comme il faut
8. The Rest
冒頭に記した通りのコンセプトなので、そのコンセプト通りに、4ビート多めの、オーネットの頃のフリージャズな雰囲気を混ぜ込んだような硬派でハードバップな演奏を中心にした、往年の骨太なジャズといった様相を呈したもの。
Ron Milesと、Joshua Redmanのテンションの高さと音数のバランスが絶妙にマッチしていて、これが聴いていて非常に心地良い。
これが、Dewey RedmanとDon Cherryとのコラボレーションと比してどれくらいのマッチングかは、元を知らないので比較しようがないが、こちらも相当に高いレベルのマッチングだと感じられるほどに丁々発止、緊張感溢れる格好良い演奏を繰り広げている。
Scott Colleyのゴリッとドロッと深く沈むようなベースが、きっとヘイデンを意識しているんだろうなと思わせるくらいに重いベースを聴かせる。
このベースが、ここでの演奏の雰囲気の大半を作っているように感じるくらいのインパクトがある。
Brian Bladeが良いのは言わずもがな。
最後の曲の後半で、エコーが強くかかった後フェードアウトで終わるのは、そこまでの演奏が幻想だったとか、幻惑させたとかいう効果だと思うが、こういうのは深読みしてはいけないんだろうなとも思ってみたり。
ベストは2曲めでしょう。
Joshua Redman "Still Dreaming"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07B63ZGZF/)
"NEARNESS"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63891934.html)
でした。
ここのところレギュラーグループでの活動というより、一匹狼然といろいろな組み合わせでのアルバムを気の向くままにリリースしているような印象を持っています。
"The Bad Plus Joshua Redman"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63325737.html)
本作もピアノレスのカルテットと、ちょっと変則的な構成。
というのも、Dewey Redmanの"Old & New Dreams"にインスパイアされて作られたもので、楽器構成も合わせているということ。
ちなみにこちらは、Dewey Redman,Don Cherry,Charlie Haden,Eddie Blackwellという布陣でありました。。
本作のメンツは、
Ron Miles(Tp)、Scott Colley(B)、Brian Blade(Ds)、Joshua Redman(Ts)
演奏曲は、Charlie Haden、Ornette Coleman各1曲、Scott Colley2曲、Joshua Redman4曲という構成。
1. New Year
2. Unanimity
3. Haze and Aspirations
4. It's Not the Same
5. Blues for Charlie
6. Playing
7. Comme il faut
8. The Rest
冒頭に記した通りのコンセプトなので、そのコンセプト通りに、4ビート多めの、オーネットの頃のフリージャズな雰囲気を混ぜ込んだような硬派でハードバップな演奏を中心にした、往年の骨太なジャズといった様相を呈したもの。
Ron Milesと、Joshua Redmanのテンションの高さと音数のバランスが絶妙にマッチしていて、これが聴いていて非常に心地良い。
これが、Dewey RedmanとDon Cherryとのコラボレーションと比してどれくらいのマッチングかは、元を知らないので比較しようがないが、こちらも相当に高いレベルのマッチングだと感じられるほどに丁々発止、緊張感溢れる格好良い演奏を繰り広げている。
Scott Colleyのゴリッとドロッと深く沈むようなベースが、きっとヘイデンを意識しているんだろうなと思わせるくらいに重いベースを聴かせる。
このベースが、ここでの演奏の雰囲気の大半を作っているように感じるくらいのインパクトがある。
Brian Bladeが良いのは言わずもがな。
最後の曲の後半で、エコーが強くかかった後フェードアウトで終わるのは、そこまでの演奏が幻想だったとか、幻惑させたとかいう効果だと思うが、こういうのは深読みしてはいけないんだろうなとも思ってみたり。
ベストは2曲めでしょう。
Joshua Redman "Still Dreaming"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07B63ZGZF/)
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