"Breaking English" Rafiq Bhatia
"Yes It Will"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61852664.html)
クレジットは以下の通りで、ProgrammingにSoundDesignなんて役割が入ってるんで、普通のジャズではないってことはすぐに判ります。
Rafiq Bhatia(G,Programming,SoundDesign)
Paul Corley(Programming,SoundDesign)、Alexander Overington(Programming,SoundDesign)
Jackson Hill(B:2,4,6,8,9)、Ian Chang(Ds:2,4,7,8)、Marcus Gilmore(Ds,6)
Nina Mofitt(Voice:5,6)、Chris Pattishall(Syn:5)、Anjna Swaminathan(Vln:2,3,4)、Jeremy Viner(Sax:7)、Alex Ritz(Gong:2)
演奏曲は以下の9曲。1曲(4)だけ共作で、すべてRafiq Bhatiaのオリジナル。
01 Olduvai I - Minarets
02 Hoods Up
03 Olduvai II - We Are Humans, With Blood In Our Veins
04 Before Our Eyes
05 The Overview Effect
06 Breaking English
07 Perihelion I - I Tried To Scream
08 Perihelion II - Into The Sun
09 A Love That's True
シンセによる弦楽器的な持続音のアンサンブル、シンセ特有のベース音、さらに電子音によるエフェクト、
コーラス。
そして、本業であるギターが複雑に絡み合って構築される音世界。
総じて、明瞭ではないものも含みながら、一定のテンポ感は感じられるような曲調ではあるが、拍とかリズムとかにはあまりとらわれないような曲が多め。
現代音楽ぽい音があるかと思えば、アフリカンな雰囲気が出てきたり、両親がインド人だからかインドを彷彿とさせるフレーズ、シタールぽい音使いの曲まで。
後半はかなり牧歌的な響きまで現れる。
映画音楽的と言ってしまえばそんな気配が濃厚ではあるが、ある種独特な雰囲気を感じさせるアバンギャルドで壮大な音世界を披露していく。
一聴、ちょっととらえどころがないように感じる部分もなきにしもあらずであるが、何度も聴いているといろいろな魅力が見つかってくるような感じでなかなか飽きません。
ベストは、8曲めにします。
"Breaking English" Rafiq Bhatia (https://www.amazon.co.jp/dp/B07B64T6VL/)
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