"Seymour Reads The Consitution!" Brad Mehldau
Brad Mehldauの現在のレギュラートリオによる最新作。
同じメンツによる前作は2016年の
"Blues & Ballads"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63843498.html)
なので、3年ぶりということになります。
Brad Mehldauというと、"The Art of Trio"から、レギュラートリオが真骨頂という(オヤジ的凝り固まった)印象があって、そういう意味では待望の新作と言えます。
実際のところは、レギュラートリオの前作アルバムと今回のアルバムの間に、Joshua Redmanとのデュオ作
"NEARNESS" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63891934.html)
Chris Thileとのデュオ作
"Chris Thile & Brad Mehldau"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64073417.html)
そしてつい最近の、バッハ集
"After Bach"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64473698.html)
と、レギュラートリオ以外にも、多数の意欲作が多いというのが事実ではあるんですが..
現在のレギュラートリオは、以下の3人。
Brad Mehldau(P)、Jeff Ballard(Ds)、Larry Grenadier(B)
演奏曲は、Brad Mehldauのオリジナルが3曲に、
Frederick Loewe, Elmo Hope, Brian Wilson, Paul McCartney, Sam Rivers各1曲という構成。
ロックカバー2曲に、ジャズメンオリジナルを配した面容。
前作はカバーだらけだったので、オリジナルが聴けるのが久々に貴重かも..。
01 Spiral
02 Seymour Reads the Constitution
03 Almost Like Being in Love
04 De-Dah
05 Friends
06 Ten Tune
07 Great Day
08 Beatrice
微妙に不安感を煽るような音使いが続く1曲め。
平易な感じでありながら、独特の雰囲気を醸すスローな3拍子の2曲め。
後半の高速4ビートでのテンションの上がってきた演奏が格好良い3曲め。
後半は、Brian Wilson、Paul McCartneyと恒例のロックな出自を持った曲を配し、しかも今回は元曲のイメージを大きく崩していないため、ポップな雰囲気が増してくる。
その、Brian Wilson、Paul McCartneyに挟まれたオリジナルが前後と打って変わってダークで美麗な雰囲気を醸してて変に魅力的。
全体的には、いかにもBrad Mehldauな音使いを要所で繰り出し、Brad Mehldauを主張しているところで満足度が上がっているというのが個人的感想。
重めな曲が多いオリジナル曲と、陽性のノリの良い曲が多いカバー曲とのテンションの差が大きめで、Brad Mehldauのさまざまな魅力を広く表現しているととるか、曲の雰囲気がガラガラ変わって落ち着かないととるか、このギャップを是ととるか非ととるかで評価は異なりそう。
個人的には、是の方で解釈してます。
ベストは、最後の曲にしましょう。
"Seymour Reads The Consitution!" Brad Mehldau(https://www.amazon.co.jp/dp/B07BLQYS75/)
同じメンツによる前作は2016年の
"Blues & Ballads"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63843498.html)
なので、3年ぶりということになります。
Brad Mehldauというと、"The Art of Trio"から、レギュラートリオが真骨頂という(オヤジ的凝り固まった)印象があって、そういう意味では待望の新作と言えます。
実際のところは、レギュラートリオの前作アルバムと今回のアルバムの間に、Joshua Redmanとのデュオ作
"NEARNESS" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63891934.html)
Chris Thileとのデュオ作
"Chris Thile & Brad Mehldau"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64073417.html)
そしてつい最近の、バッハ集
"After Bach"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64473698.html)
と、レギュラートリオ以外にも、多数の意欲作が多いというのが事実ではあるんですが..
現在のレギュラートリオは、以下の3人。
Brad Mehldau(P)、Jeff Ballard(Ds)、Larry Grenadier(B)
演奏曲は、Brad Mehldauのオリジナルが3曲に、
Frederick Loewe, Elmo Hope, Brian Wilson, Paul McCartney, Sam Rivers各1曲という構成。
ロックカバー2曲に、ジャズメンオリジナルを配した面容。
前作はカバーだらけだったので、オリジナルが聴けるのが久々に貴重かも..。
01 Spiral
02 Seymour Reads the Constitution
03 Almost Like Being in Love
04 De-Dah
05 Friends
06 Ten Tune
07 Great Day
08 Beatrice
微妙に不安感を煽るような音使いが続く1曲め。
平易な感じでありながら、独特の雰囲気を醸すスローな3拍子の2曲め。
後半の高速4ビートでのテンションの上がってきた演奏が格好良い3曲め。
後半は、Brian Wilson、Paul McCartneyと恒例のロックな出自を持った曲を配し、しかも今回は元曲のイメージを大きく崩していないため、ポップな雰囲気が増してくる。
その、Brian Wilson、Paul McCartneyに挟まれたオリジナルが前後と打って変わってダークで美麗な雰囲気を醸してて変に魅力的。
全体的には、いかにもBrad Mehldauな音使いを要所で繰り出し、Brad Mehldauを主張しているところで満足度が上がっているというのが個人的感想。
重めな曲が多いオリジナル曲と、陽性のノリの良い曲が多いカバー曲とのテンションの差が大きめで、Brad Mehldauのさまざまな魅力を広く表現しているととるか、曲の雰囲気がガラガラ変わって落ち着かないととるか、このギャップを是ととるか非ととるかで評価は異なりそう。
個人的には、是の方で解釈してます。
ベストは、最後の曲にしましょう。
"Seymour Reads The Consitution!" Brad Mehldau(https://www.amazon.co.jp/dp/B07BLQYS75/)
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