JAZZ Concerto (20170706)

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GWの休日出勤の代休をたまたま取ってまして(今ごろ)、雨が降ってなければ山歩きを画策していましたが諦めまして、何をしようか悩んでいたんです。
そんなときにちょうど良いタイミングで無料コンサートの情報を見つけまして、
 https://twitter.com/mico_pachi/status/1015046805136945153
ひとつ用事を済ませてから、南越谷まで行ってきました。

13:30会場14:00時開演の告知でしたが、会場に着いたのが13:55頃。
さすがに大々的に告知をしてはいなかったんでしょう、平日の昼間ってこともあってお客さん100人もいなかったんじゃないか?
1500人くらい入る大ホールでしたが、前の方にまばらに人がいるだけ。
が、まだ全然始まる気配がなく、定刻を20分も過ぎたところでようやく舞台に人が入ってきて開演。

真鍮ででてきてる楽器を中心としたオーケストラの面々で、舞台には左からサックス5、トランペット4、トロンボーン4と並び、その前方に左からピアノ、ベース、パーカッションが並ぶ。
指揮者は、トランペットでのソロも披露。
そして、舞台中央にゲストソリストが入る。

そのゲストソリストは、山下洋輔、森山威男の2人。
それぞれが1人ずつ入っての2セット構成。
前半が山下、後半が森山で、それぞれ45分くらいで5~6曲ずつはやっていたか。

曲は、ボレロ、アランフェス、ともう1曲あったかが、ゲスト違いで2回ずつ演奏して、他は…

基本的には、管楽器のソロは入らず、ソリストもソロのスペースがあるわけでなく、通常の演奏の上で即興を繰り広げることになる。
例外もあるが…。

このライブの聴きどころはなんといっても、山下、森山が、ビッグバンドサウンドの上で、曲の体裁を破壊しない範疇でどんなパフォーマンスを繰り広げどれだけ暴れるまわるかにあるわけで、そんな役回りにはもってこいの2人なんだと思う。

こういうのが多分はじめての試みで、しかも今回がはじめてのリハーサル、最初に出てきたのが山下ってことでしょうがないんだろうが、山下のほうがちょっと大人しめでまだ暴れる余地がありそうな気配が感じられたか。

今回最高に面白かったのは、森山入りのボレロ。
ボレロってのは、延々と奏でられるスネアのリズムが根底にあって、同じフレーズの音数が増えて成り立つと思うが、その根底であるスネア部分をドラムが暴れてぶち壊すことになり、そのスリリングな展開は筆舌に尽くしがたいものがある。


それと、このコンサートで(良い意味で)気になったのが、見た感じいずれの楽器にもマイクは付いておらず、全ての音がほぼ生音だけということ。
それが故に、ピアノの音はちと弱めで、特に永武さんの音を聴き分けるのはかなり難儀と言わざるを得なかったが、それでもPA過多な音よりはてんで好感触。
これだけの規模のホールで無PAは異例と言えそう。リハーサルだからか?

最後に、山下、森山の両名が入ってアンコールのリハーサル(笑)を2曲披露して終了。
良いもん見せてもらいました。

本番は2019年3月9日。チケット販売開始は2018年10月28日だそう。まだまだ先の話です。
これから本番に向けて、凄く変化し完成度は上がっていくんでしょう。
今後も公開リハーサルを演るんだろうか..。

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