Larry Goldings “Toy Tunes”

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この3人でのアルバムを自blogで検索すると、下記2作が見つかります。
 "Live At Smalls"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60989781.html)
 "Ramshackle Serenade"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62850204.html)
Peter BernsteinのHPを見ると、1997年のアルバムがこの3人なので、活動歴は20年以上ということになります。細く長く活動を続けている面々と言えそう。
 "Earth Tones"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000009PZ2/)

Peter Bernsteinも、おおよそ全部買いしていて、Brad Mehldauの入ったアルバムとかいろいろ聴いているが、Peter Bernsteinというとこの3人。という印象が強いのは個人的なことだけなのか..。

Larry Goldingsは、リーダー作を自blogで検索しても出てこないんですが、サイド参加作は相応数聴いていますが、John Scofieldとのアルバムでの聴取率が高そう。
 Trio Beyond(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a36045918.html)
とか..。

というメンツは以下の通り。
Larry Goldings(Org)、Peter Bernstein(G)、Bill Stewart(Ds)

演奏曲は、Bill Stewartが2曲、Larry Goldings、Peter Bernsteinが各1曲に、
Dorothy Fields、Carla Bley、Wayne Shorter、Charles Strouseで全部で8曲。
01 Fagen
02 Don't Ever Call Me Again
03 Lullaby for B
04 I'm in the Mood for Love
05 And Now the Queen
06 Toy Tune
07 Calm
08 Maybe

ゆったりめのテンポで、Larry Goldings、Peter Bernsteinのソロをたっぷりと聴かせる1曲め。
2曲めでは、少しアーシーな色合いになり、Larry Goldingsのオルガンにも少しドロりとした感触が入り込む。
オルガンの低音がウォーキングを刻む4ビートに、軽妙なブラシが絡む4曲め。

前述の通りに、この3人での演奏は継続的に活動をしており、各人が各人の挙動を良く把握していることで盤石な演奏が期待でき、しかも相性の良さを感じる。
そんな期待にしっかりと応えた演奏を楽しむことができる。

ミディアムテンポあたりの軽妙なリズムに、体が勝手に動いているんじゃないかと思わせるくらい3者が淀みなく音を撒き散らしていく。

それでいてマンネリ感を感じさせず適度なスリリングさを感じさせるのは、いろいろな面での良い印象を保ち続けている一端は、活動に適度なインターバルを設けているが故か?
そこがこのバンドのクオリティを高く保てている秘訣なのかもしれません。

ベストは、2曲めにしましょう。

Larry Goldings “Toy Tunes”(https://www.amazon.co.jp/dp/B079PTDW12/)

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