原田依幸、片山広明 (20180721)
生活向上委員会大管弦楽団を構成していた2人の共演は、噂によるとその時以来らしい。
そんな2人のデュオがあるってんで、何をも差し置いて赴いた次第。
生活向上委員会大管弦楽団では、当時アルバムを2枚リリースしていてCD化もされています。
"This is Music is This!?"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000UUOK1A)
"ダンス・ダンス・ダンス"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000UUOK1K/)
自blogでは、初期に
"生活向上委員会大管弦楽団"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a8022528.html)
ちょっと前に復刻されたNYでのバージョンも所有しています。
"生活向上委員会ニューヨーク支部"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63896773.html)
当時、NHKにも出てました。
https://www.youtube.com/watch?v=XYg8-xIlkko
ピアノはほぼ定位置のまま。右端に椅子が置いてあって、こちらが片山さんが座る場所のよう。
定刻を10分も過ぎたところで、両名が徐に前へ出てきて、MCもなく音を出し始める。
拍手をする隙間すらなし。
原田さんは、下駄履き(!)で、下駄を脱いでピアノに対峙する。
弱音器を駆使して、強いタッチとの音の強弱でメリハリをつけつつ、フリースタイルのフレーズをガンガンと繰り出す、年齢をまったく感じさせない原田のピアノ。
そんなピアノに機敏に反応していく片山のサックス。
原田のフレーズに呼応して、自分の音、しかもかなりゴリゴリな気合いの感じられる音、を紡ぎ出していくような感じで、表層的には絶妙な交歓と言いたくなるようなものではあるが。
実際のところは、素晴らしいコラボレーションと言うよりは、喧嘩とまではいかないが、ある種の対決ムードが漂っていたような気配は否めず。
双方が双方の音に良い意味で反応していくというよりは、あぁ来たらこう返すといった対峙的雰囲気すら感じられたか。
それでいて、良いバランスで絡んでいるように聴かせるのは百戦錬磨のプロフェッショナルなところなのかもしれない。
開演前にほとんど会話してる感じでもなく、幕間は少し話していたようにも見えたが、終演後の会話は、双方の演奏を労う感じてもなく、片山さんがさっさと帰る直前にちょっと話す程度。
短い演奏が終わったあと、ちょっとイラッとしているようにすら見える後姿。
客の少なさにイラついていたのか、長年共演していなかった何かが残っていたのか。
この後は絶対ないだろうなと言う意味では貴重な場面を目の当たりにしたと言えるのか。
1stセットが30分程度、2ndセットが15分というアンコールの拍手すらできる雰囲気でなく終演。
聴衆は、5~6人といったところ。
ある程度はこんな展開を覚悟(期待)していたので文句はないが…。
いろんな意味で凄いライブを堪能させてもらいました。
そんな2人のデュオがあるってんで、何をも差し置いて赴いた次第。
生活向上委員会大管弦楽団では、当時アルバムを2枚リリースしていてCD化もされています。
"This is Music is This!?"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000UUOK1A)
"ダンス・ダンス・ダンス"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000UUOK1K/)
自blogでは、初期に
"生活向上委員会大管弦楽団"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a8022528.html)
ちょっと前に復刻されたNYでのバージョンも所有しています。
"生活向上委員会ニューヨーク支部"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63896773.html)
当時、NHKにも出てました。
https://www.youtube.com/watch?v=XYg8-xIlkko
ピアノはほぼ定位置のまま。右端に椅子が置いてあって、こちらが片山さんが座る場所のよう。
定刻を10分も過ぎたところで、両名が徐に前へ出てきて、MCもなく音を出し始める。
拍手をする隙間すらなし。
原田さんは、下駄履き(!)で、下駄を脱いでピアノに対峙する。
弱音器を駆使して、強いタッチとの音の強弱でメリハリをつけつつ、フリースタイルのフレーズをガンガンと繰り出す、年齢をまったく感じさせない原田のピアノ。
そんなピアノに機敏に反応していく片山のサックス。
原田のフレーズに呼応して、自分の音、しかもかなりゴリゴリな気合いの感じられる音、を紡ぎ出していくような感じで、表層的には絶妙な交歓と言いたくなるようなものではあるが。
実際のところは、素晴らしいコラボレーションと言うよりは、喧嘩とまではいかないが、ある種の対決ムードが漂っていたような気配は否めず。
双方が双方の音に良い意味で反応していくというよりは、あぁ来たらこう返すといった対峙的雰囲気すら感じられたか。
それでいて、良いバランスで絡んでいるように聴かせるのは百戦錬磨のプロフェッショナルなところなのかもしれない。
開演前にほとんど会話してる感じでもなく、幕間は少し話していたようにも見えたが、終演後の会話は、双方の演奏を労う感じてもなく、片山さんがさっさと帰る直前にちょっと話す程度。
短い演奏が終わったあと、ちょっとイラッとしているようにすら見える後姿。
客の少なさにイラついていたのか、長年共演していなかった何かが残っていたのか。
この後は絶対ないだろうなと言う意味では貴重な場面を目の当たりにしたと言えるのか。
1stセットが30分程度、2ndセットが15分というアンコールの拍手すらできる雰囲気でなく終演。
聴衆は、5~6人といったところ。
ある程度はこんな展開を覚悟(期待)していたので文句はないが…。
いろんな意味で凄いライブを堪能させてもらいました。
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