Will Vinson "It's Alright With Three"
Will Vinsonのリーダー作を買うのは、これが3枚め。
Will VinsonのHP(https://www.willvinson.com/recordings-1)を見ると、5枚のリーダー作が出ているので半分くらい聴いている勘定になるか。
もう1枚、"Owl Trio"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62218131.html)ってのもあるがこれはここには掲載されていなかったが..。
リーダー作の枚数から、思ったよりもキャリアが短いのか?と思って調べてみると1977年生の40くらいらしく、そういう意味では遅咲きだったということのよう。
もっとも自blogを探すと参加作は多いので、リーダー作にこだわっていない可能性も否定できませんが..。
それにしても、近作の"Perfectly Out of Place"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01F9ALPPY/)を買っていなかったのは..。
で、このアルバムですが。リーダー買いというよりはメンツ買いといったほうが正解のギター、ドラムの入った変則トリオです。
先日、ライブを見たJohn Raymond(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64523890.html)も、管がラッパだが同じ構成。
さらに、ギターが同じGilad Hekselmanで凄い演奏を体感した直後だったので、期待感上昇のなかで聴き始めています。
というメンツは以下の通り。
Will Vinson(As)、Antonio Sanchez(Ds)、Gilad Hekselman(G)
演奏曲は、Will Vinsonのオリジナルが3曲、Harold Arlen、Cole Porter、
Mark Johnson、James McHugh、Jerome Kern が各1曲という布陣。
4曲めが..。
1. My shining hour
2. The pines
3. It's alright with me
4. Samurai hee haw
5. Where are you?
6. Resting jazz face
7. Down homeless
8. Nobody else but me
ミディアムからスローなテンポの曲を多く配し、3者の吟味されたサウンドをじっくりと堪能するような作風。
Will Vinsonが多くの場面でパリッとしたサウンドを聴かせ、軽やかでありながらそれでいて味わいのあるプレイを奏でる。
5曲めのバラードのサブトーンを駆使したしっとりめのサウンドもまた味わい深い。
Gilad Hekselmanは、ベースがいないために低音を多用しながら、効果的なおかずを入れ込むことで、存在感を出してくる。
というアプローチは、先日のライブと近いものがあるのは、編成が編成だけに容易に理解できるところ。
そしてBass Desiresで有名な4曲めで、ベースラインをループさせた上でのガツんとした格好良いソロを決めてくる。
全体のバランスを良く考えたビート感と音数とテンションでありながら、それでいてしっかりAntonio Sanchezらしい自由度を持った演奏。
派手なだけではない、しっかり腰の座った演奏を聴かせる。
ベストは、4曲めになってしまいます。Gilad Hekselmanが格好良い。
Will Vinson "It's Alright With Three"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07BC5ZGSG/)
Will VinsonのHP(https://www.willvinson.com/recordings-1)を見ると、5枚のリーダー作が出ているので半分くらい聴いている勘定になるか。
もう1枚、"Owl Trio"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62218131.html)ってのもあるがこれはここには掲載されていなかったが..。
リーダー作の枚数から、思ったよりもキャリアが短いのか?と思って調べてみると1977年生の40くらいらしく、そういう意味では遅咲きだったということのよう。
もっとも自blogを探すと参加作は多いので、リーダー作にこだわっていない可能性も否定できませんが..。
それにしても、近作の"Perfectly Out of Place"(https://www.amazon.co.jp/dp/B01F9ALPPY/)を買っていなかったのは..。
で、このアルバムですが。リーダー買いというよりはメンツ買いといったほうが正解のギター、ドラムの入った変則トリオです。
先日、ライブを見たJohn Raymond(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64523890.html)も、管がラッパだが同じ構成。
さらに、ギターが同じGilad Hekselmanで凄い演奏を体感した直後だったので、期待感上昇のなかで聴き始めています。
というメンツは以下の通り。
Will Vinson(As)、Antonio Sanchez(Ds)、Gilad Hekselman(G)
演奏曲は、Will Vinsonのオリジナルが3曲、Harold Arlen、Cole Porter、
Mark Johnson、James McHugh、Jerome Kern が各1曲という布陣。
4曲めが..。
1. My shining hour
2. The pines
3. It's alright with me
4. Samurai hee haw
5. Where are you?
6. Resting jazz face
7. Down homeless
8. Nobody else but me
ミディアムからスローなテンポの曲を多く配し、3者の吟味されたサウンドをじっくりと堪能するような作風。
Will Vinsonが多くの場面でパリッとしたサウンドを聴かせ、軽やかでありながらそれでいて味わいのあるプレイを奏でる。
5曲めのバラードのサブトーンを駆使したしっとりめのサウンドもまた味わい深い。
Gilad Hekselmanは、ベースがいないために低音を多用しながら、効果的なおかずを入れ込むことで、存在感を出してくる。
というアプローチは、先日のライブと近いものがあるのは、編成が編成だけに容易に理解できるところ。
そしてBass Desiresで有名な4曲めで、ベースラインをループさせた上でのガツんとした格好良いソロを決めてくる。
全体のバランスを良く考えたビート感と音数とテンションでありながら、それでいてしっかりAntonio Sanchezらしい自由度を持った演奏。
派手なだけではない、しっかり腰の座った演奏を聴かせる。
ベストは、4曲めになってしまいます。Gilad Hekselmanが格好良い。
Will Vinson "It's Alright With Three"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07BC5ZGSG/)
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