"MAZIWARIS" MAZIWARIS

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板橋文夫トリオのドラマーである竹村一哲、林栄一のGatos Meetingでトランペットを吹いている山田丈造、CRCK/LCKSのベーシストとして活躍している越智俊介、という個人的にもちょっと気になっている若手が3人も入ったバンドのアルバムが出るってんで、これはすぐにで入手したいといろいろ調べていたら、ちょうどこのメンツのうちの2人が出るライブがあったので、ライブ観戦を兼ねて購入してきたもの。
その時の実況は
 山田丈造, 碓井佑治デュオ 独壇場+ (20180709) (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64546780.html)

この4人は北海道出身で、幼なじみを含む古くから一緒に活動をしていたらしく、他にもベーシストの瀬尾高志、ピアニストの石田幹雄と、最近の若手に北海道出身で活躍が目立つ人が多いことを
考えると、日本のイスラエルになってきているのか!?とか考えてみたりw

上記の通り、3人はそれぞれ別の音源で聴いている面々ですが、ギターの碓井さんは前回のライブで初めて聴いた人。
竹村一哲(Ds)、山田丈造(Tp)、碓井佑治(G)、越智俊介(B)

演奏曲は、碓井3曲、竹村3曲、山田2曲、越智1曲とメンバーのオリジナルだけでの全部で9曲。
先日のライブでは、ジャズメンオリジナルを入れていたので、ライブとも若干雰囲気は異なるアルバムと推測。
1.Summer Samba
2.Ochi's Blues
3.Shining Breeze
4.雀百まで踊り忘れずロック
5.フードファイターうすい
6.丈造スペシャル
7.Last Train
8.さよなら
9.Smoothness, Fascinated,Ripeness

竹村一哲の骨太で破壊力のあるドラムと、越智俊介のうねりながらよく歌うベースとが織りなすロックテイストの高いリズム。
ちょっと歪ませた音色を駆使した、出自がいかにもロック(世代的にギター弾く人の大半はロックから入っているとは思うが。)なサウンドの碓井佑治のギター。
2曲め前半のカッティングの格好良さ、5曲め前半のブルース感たっぷりのソロが素晴らしい。
キレの良いパリッとしたトランペットが冴え冴えとした音を絡めてくる山田丈造。

曲調も、そんなロックテイストのものに、ポップな雰囲気も入った明るい曲調が多めの8ビートを中心にしたもの。

それぞれの演奏を言葉にしていくと、ロック以外の何者でもないような印象ではあるが、それでいて全体的にはロック色に塗り固められた演奏になっていないのは、それぞれがジャズの素養を持ったミュージシャンが故のマジックか。

ベストは、8曲めにしましょう。

"MAZIWARIS" MAZIWARIS(http://ittetsu2.blog.fc2.com/blog-entry-54.html)

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