Justin Kauflin "Dedication"
Justin Kauflinというピアニストの2015年の作品。
ずいぶん前に聴く機会を得ていたのだが保管だけしてあったものを引っ張り出してきたもの。
Justin Kauflinは2013-14のQuincy Jonesのワールドツアーに参加していた逸材。
おそらくその直後に初リーダー作をリリースし
"Introducing Justin Kauflin"(https://www.amazon.co.jp/dp/B003FMV0OK/)
2017年に3枚めのアルバムをリリースしているようです。
"Synesthesia"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/XATW-00144891)
ただ、amazon、unionで3枚すべてが揃ってリストされていなかったので、国内で安定した人気があるということではなさそう。
さらに、どうやら盲目のよう。
メンツは、ギター入りのカルテットを基本としているが、すべての曲がカルテットでの演奏ではなくソロ1曲、トリオ3曲、カルテット8曲(うち1曲はゲスト入)という割り振り。
Justin Kauflin(P)、Billy Williams(Ds)、Chris Smith(B)、Matt Stevens(G)
Etan Haziza(Nylon Guitar:12)
演奏曲は以下の通り。
01. Elusive
02. B Dub
03. For Clark
04. The Professor
05. Epiphany
06. Tempest
07. No Matter
08. Where Are You
09. Up and Up
10. Lasting Impression
11. Mother's Song
12. Thank You Lord
ピアノとギターのユニゾンのイントロから8ビートのテーマをギターが演奏して、4ビートの短いピアノソロに続いて、ギターの長めなソロへとなだれ込む1曲め。
2曲めは、ベースのイントロから、やっぱりテーマはギターが演奏。
ピアノがリーダーなのに主役がギターになっているところからギタリストがこの盤のハイライトであることが見て取れる。
曲調としては、やかましくはない6/8の曲、8ビート基調といったあたりが中心。
演奏の雰囲気に(個人的感覚として)ジャズ濃度はあまり濃く感じられず、美しくさらりと聴かせるような作風。
中程からは、リーダーのJustin Kauflinがきっちりと長いソロを取ってる曲が出てきて面目躍如。
そのソロは、大らかで伸びやかなフレーズを元に早いフレーズを入れてくる。
タッチも基本的には柔らかめで、アクセント的に強い音を入れてくると言ったもので、そういう意味ではメリハリの感じられるソロではあるが、パターン的には似通ったものが多いかなぁ。
Matt Stevensのギターは、つらつらと淀みないフレーズを流暢に奏で、曲調から熱気を浴びた抑揚ある演奏とはなりにくいが、そんな端正な演奏でありながらコンテンポラリー調の雰囲気をチラ見させてくきて、おぉッとなる。
最後の2曲が、ちょっとバロックを彷彿とさせるピアノソロに続いてもろカントリーと言った曲で締めくくられ、これをどう解釈すべきかちと迷う。
ベストは、4曲めにします。
Justin Kauflin "Dedication"(https://www.amazon.co.jp/dp/B00OYT32RG/)
ずいぶん前に聴く機会を得ていたのだが保管だけしてあったものを引っ張り出してきたもの。
Justin Kauflinは2013-14のQuincy Jonesのワールドツアーに参加していた逸材。
おそらくその直後に初リーダー作をリリースし
"Introducing Justin Kauflin"(https://www.amazon.co.jp/dp/B003FMV0OK/)
2017年に3枚めのアルバムをリリースしているようです。
"Synesthesia"(http://diskunion.net/jazz/ct/detail/XATW-00144891)
ただ、amazon、unionで3枚すべてが揃ってリストされていなかったので、国内で安定した人気があるということではなさそう。
さらに、どうやら盲目のよう。
メンツは、ギター入りのカルテットを基本としているが、すべての曲がカルテットでの演奏ではなくソロ1曲、トリオ3曲、カルテット8曲(うち1曲はゲスト入)という割り振り。
Justin Kauflin(P)、Billy Williams(Ds)、Chris Smith(B)、Matt Stevens(G)
Etan Haziza(Nylon Guitar:12)
演奏曲は以下の通り。
01. Elusive
02. B Dub
03. For Clark
04. The Professor
05. Epiphany
06. Tempest
07. No Matter
08. Where Are You
09. Up and Up
10. Lasting Impression
11. Mother's Song
12. Thank You Lord
ピアノとギターのユニゾンのイントロから8ビートのテーマをギターが演奏して、4ビートの短いピアノソロに続いて、ギターの長めなソロへとなだれ込む1曲め。
2曲めは、ベースのイントロから、やっぱりテーマはギターが演奏。
ピアノがリーダーなのに主役がギターになっているところからギタリストがこの盤のハイライトであることが見て取れる。
曲調としては、やかましくはない6/8の曲、8ビート基調といったあたりが中心。
演奏の雰囲気に(個人的感覚として)ジャズ濃度はあまり濃く感じられず、美しくさらりと聴かせるような作風。
中程からは、リーダーのJustin Kauflinがきっちりと長いソロを取ってる曲が出てきて面目躍如。
そのソロは、大らかで伸びやかなフレーズを元に早いフレーズを入れてくる。
タッチも基本的には柔らかめで、アクセント的に強い音を入れてくると言ったもので、そういう意味ではメリハリの感じられるソロではあるが、パターン的には似通ったものが多いかなぁ。
Matt Stevensのギターは、つらつらと淀みないフレーズを流暢に奏で、曲調から熱気を浴びた抑揚ある演奏とはなりにくいが、そんな端正な演奏でありながらコンテンポラリー調の雰囲気をチラ見させてくきて、おぉッとなる。
最後の2曲が、ちょっとバロックを彷彿とさせるピアノソロに続いてもろカントリーと言った曲で締めくくられ、これをどう解釈すべきかちと迷う。
ベストは、4曲めにします。
Justin Kauflin "Dedication"(https://www.amazon.co.jp/dp/B00OYT32RG/)
この記事へのコメント