Wolfgang Muthspiel "Where The River Goes"
Wolfgang MuthspielのECMレーベルからの3~4作めのアルバムです。
"Rising Grace"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63965984.html)
"Driftwood" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62702978.html)
"Travel Guide" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00CE27F5U/) <これを入れると4作め。
ECM前のリリースを含めても、おおよそ2~3年間隔でコンスタントにアルバムをリリースしているような感じ。
Wolfgang Muthspielの馴れ初めは過去の彼のアルバム紹介でほぼ毎回書いているので割愛しますがここのところは、出たら買いを続けています。
メンツは前作からドラムがBrian BladeからEric Harlandに変わっていて、前々作のトリオもLarry Grenadier、Brian Bladeのリズム隊で鉄壁感があったので、何か心境の変化があったのかとちと勘ぐりたくなる。
Wolfgang Muthspiel(G)、Ambrose Akinmusire(Tp)、Brad Mehldau(P)、Larry Grenadier(B)、Eric Harland(Ds)
インプロビゼーションの4曲めと、Brad Mehldau作の7曲めを除いて、残りがWolfgang Muthspielのオリジナル。
1 Where The River Goes
2 For Django
3 Descendants
4 Clearing
5 Buenos Aires
6 One Day My Prince Was Gone
7 Blueshead
8 Panorama
ギターのイントロからピアノが絡んできて、そのままトランペットが入ってようやく主旋律に行き着くコンテンポラリ色のある1曲め。
4曲めが、完全即興らしいが、前半の美旋律のピアノが印象的。後半は細かく音のやりとりを重ねて美空間を作り上げていく。
5曲めが不協和音を少し混ぜながら耽美な音世界を醸成するギターソロ。
途中ベースのウォーキングも出てくるが、全体としては、ちょっと変則的な4ビートで、取っ付きはあまり良くない7曲めがメルドー作。
変拍子か拍を取りにくい旋律の曲が多めで、曲としては難解な気配も見られちょっと取っ付きは悪いが、々の演奏の素晴らしさは、参加ミュージシャンを見れば一目瞭然。
そんな演奏を丹念に追って堪能するのが吉でしょう。
ECMなので、4者とも過剰に熱気を孕んだ演奏にはならないが、適度に熱さを持った演奏ではあるが…。
Eric Harlandの自由度の高いドラムに、絶妙に絡んでくるLarry Grenadierのベース。
登場頻度はかなり低いが、歪音を交えながらスピリチュアルなソロで印象に残るサウンドを入れ込んでくるAmbrose Akinmusire。
Brad Mehldauが音楽の骨格形成から他の楽器との対比役、そして自分のソロをがっつりと、と縦横無尽にこなして、Wolfgang Muthspielの良いサポート役になっている印象。
そんな中、リーダーのWolfgang Muthspielが耽美な世界を前面に出してて一番おとなしい印象か。もっとも1曲め、7曲めでのソロなんて良い演奏をしている場面もある。
個人的には演奏もさることながら曲も含めて結構好きな部類の作品です。
ベストは、1曲めです。
Wolfgang Muthspiel "Where The River Goes"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07F9DN8M9/)
"Rising Grace"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63965984.html)
"Driftwood" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62702978.html)
"Travel Guide" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00CE27F5U/) <これを入れると4作め。
ECM前のリリースを含めても、おおよそ2~3年間隔でコンスタントにアルバムをリリースしているような感じ。
Wolfgang Muthspielの馴れ初めは過去の彼のアルバム紹介でほぼ毎回書いているので割愛しますがここのところは、出たら買いを続けています。
メンツは前作からドラムがBrian BladeからEric Harlandに変わっていて、前々作のトリオもLarry Grenadier、Brian Bladeのリズム隊で鉄壁感があったので、何か心境の変化があったのかとちと勘ぐりたくなる。
Wolfgang Muthspiel(G)、Ambrose Akinmusire(Tp)、Brad Mehldau(P)、Larry Grenadier(B)、Eric Harland(Ds)
インプロビゼーションの4曲めと、Brad Mehldau作の7曲めを除いて、残りがWolfgang Muthspielのオリジナル。
1 Where The River Goes
2 For Django
3 Descendants
4 Clearing
5 Buenos Aires
6 One Day My Prince Was Gone
7 Blueshead
8 Panorama
ギターのイントロからピアノが絡んできて、そのままトランペットが入ってようやく主旋律に行き着くコンテンポラリ色のある1曲め。
4曲めが、完全即興らしいが、前半の美旋律のピアノが印象的。後半は細かく音のやりとりを重ねて美空間を作り上げていく。
5曲めが不協和音を少し混ぜながら耽美な音世界を醸成するギターソロ。
途中ベースのウォーキングも出てくるが、全体としては、ちょっと変則的な4ビートで、取っ付きはあまり良くない7曲めがメルドー作。
変拍子か拍を取りにくい旋律の曲が多めで、曲としては難解な気配も見られちょっと取っ付きは悪いが、々の演奏の素晴らしさは、参加ミュージシャンを見れば一目瞭然。
そんな演奏を丹念に追って堪能するのが吉でしょう。
ECMなので、4者とも過剰に熱気を孕んだ演奏にはならないが、適度に熱さを持った演奏ではあるが…。
Eric Harlandの自由度の高いドラムに、絶妙に絡んでくるLarry Grenadierのベース。
登場頻度はかなり低いが、歪音を交えながらスピリチュアルなソロで印象に残るサウンドを入れ込んでくるAmbrose Akinmusire。
Brad Mehldauが音楽の骨格形成から他の楽器との対比役、そして自分のソロをがっつりと、と縦横無尽にこなして、Wolfgang Muthspielの良いサポート役になっている印象。
そんな中、リーダーのWolfgang Muthspielが耽美な世界を前面に出してて一番おとなしい印象か。もっとも1曲め、7曲めでのソロなんて良い演奏をしている場面もある。
個人的には演奏もさることながら曲も含めて結構好きな部類の作品です。
ベストは、1曲めです。
Wolfgang Muthspiel "Where The River Goes"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07F9DN8M9/)
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