Mad Kab at AshGate "Live at CLOP CLOP"
前作は2014年にリリースされたスタジオ録音作でした。
コンスタントに活動は行っていたようですが、2作めが出る気配もなかったので、アルバムは1枚で充分だったんだろうなと思っていたら、突然の2枚めリリースでしかもライブ盤というのはちと驚いた。
前作は下記。
"FUNNY BLUE"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62934401.html)
前作はDisk Unionでも扱いがあった(すでに売切)が、今作は基本手売りのようで、下にリンクを貼ってあるミュージックロックというお店からは通販ができるようです。
自分は、9月27日にあった後藤篤カルテットのライブの時に、後藤さんから買いました。そのときの実況は
"後藤篤カルテット(20180927)"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64615488.html)
本当は、西荻窪の"clop clop"に行ってライブを見て買えば良かったんでしょうけど..。
メンツは不動の4人。
石渡明廣(G)、後藤篤(Tb)、上村勝正(B)、湊雅史(Ds)
3曲が前作収録のもので、他は新曲でよさそうで、全部で9曲。
1 We Get to Entertain
2 魅惑のプールの底に眠る水泳者のように
3 Barbecue Roll
4 記憶の路
5 Fifth gate
6 Doggy's Rotation
7 3rd Runner
8 Flowers
9 Migration of ●
同じメンツの同名グループなので当然といえば当然ではあるが、上述のスタジオ録音のアルバムと同じテイストのサウンド。
4年の歳月がこのバンドの音楽の方向性を変化させるようなことはなかった。
ベースの上村の繰り出す強力なドライブ感を持ったビート、湊の叩き出すロック系のというよりフリー濃度の濃いファンク系のドラムが噴出させるリズムによる高揚感。
石渡のいつもの音色によるいつものサウンド、ライブだからかもうちょっとはっきりとしたフレーズを多用して、浮遊感よりも演奏を前に押し出すノリの良さを強調してくる。
後藤は、後藤の持ち味であるT bらしからぬハキハキとしたサウンドでバリバリとした演奏を聴かせ演奏に喝を入れてくる。
このサウンドは、ちょっとクセになります。
曲としては緩急をしっかりと入れているが、いずれも8ビート主体のロック魂溢れる演奏で、気持ちよく首を縦に振りながら楽しませてもらってます。
ベストは、6曲めに
Mad-Kab at AshGate "Live at CLOP CLOP"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07KLPTXQ2/)
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