須川崇志, 吉本章紘 デュオ(20181103)

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昨年が1回めの開催で、区が資金を出して開催された「森のジャズ祭」ですが、今年は
協賛と寄付とを集めての開催らしいです。
前回は、たまたまこの2人のアルバムリリースのタイミングでライブスケジュールを確認していて見つけて見に行き、今年もあることを確認して、他の興味深いイベントと天秤にかけて、こちらを選んだ次第。

前回の参戦記
 須川崇志, 吉本章紘 デュオ(20171103) (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64318290.html)

その前回は、30分ごとに10組のライブが並んでいたので、1組あたり、舞台替え時間があるので、長くて20分程度の演奏でしたが、今回は1時間に1組というゆとりのある構成で1グループ40~45分程度の演奏時間がありました。
その代わり出演者は4組と激減していますが..。個人的には、目当てが1組なので無問題です。

昨年も書いているが、昨年赴き購入したアルバムでの演奏は、すべて即興だけで構成されたフリー基調のスピリチュアルな演奏で占められているが、このステージでは、聴衆が一般人が多い前提で、スタンダードを中心にした選曲になっていまして、個人的には彼らの音触的にも、こっちの演奏のほうが会っていると思うし、好感触でもあります。
アルバムの記事は
 "Oxymoron" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64339949.html)
以前の情報では、2枚めも作る予定はあるようなので、次作はこっちの路線で作ってもらいたいところ。

パンフレット上の予定では、12時からとなっていましたが、ほぼ定刻通りのスタート。
1曲めは、枯葉から。

前回須川はチェロを持ち込んでいたが、今回は無し。
吉本は、ソプラノとクラリネットを持ち込んでいたが、クラリネットの出番は無し。

須川が、少し強めのタッチのしっかりした音でアグレッシブ気味にベースを弾いているところに、ソプラノが実にきれいな音でそこはかとなく緊張感を孕んだ音を入れてくる。
テーマはしっかり曲が判る演奏をし、ソロは演奏の雰囲気を壊さないような、それでいて聴き応えをしっかり感じさせるようなもの。

子供が騒ぎ、前に来て踊ってるような。。。犬が吠え、後ろでも横でも普通に会話を楽しんでいる人がいて、演奏している背後を歩行者が歩く。
そんな穏やかな空気を切り裂くようなそれでいて溶け込むような、そんなサウンドが響き渡る。

1曲あたり10分弱、2~3曲毎に須川のMCが入る構成で、5曲くらいのステージでありました。

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