吉本章紘カルテット(20181103)

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前回掲載の、須川、吉本のデュオを聴いたあと、そのまま学芸大の学祭へ赴きました。
 須川崇志, 吉本章紘 デュオ(20181103) (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64646978.html)

ダブルヘッダーってあまりしないんですが、今回は珍しく実行。しかも、吉本づくしでありました。
もっとも、こっちがあったからその前にあっちに行ったというのもありましたが。

吉本章紘カルテットは、リズムが須川、石若と今回とは異なりますが。CDでは聴いています。
 "Moving Color" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63339524.html)
他にも似たメンツのアルバムをいくつか聴いてます。
 石若の"CLEANUP"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63579370.html)
 Aaron Choulaiの"Vada Taudia"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64286115.html)
ライブは、こんなのも!
 "石若駿Quartet(20150916)" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63372052.html)

今回のメンツは以下の通り。前述の通り、アルバムでは聴いていたAaron Choulaiを聴いてみたいというのが大いなる動機の1つにはなっています。
吉本章紘(Ts)、Aaron Choulai(P)、伊地知大輔(B)、吉良創太(Ds)

開場はL字形になっていてその角にステージが作ってあり、ステージ向かって後方と左側に客席があり、さらに簡易的な椅子を置けるところに起きまくっている感じで、ドラムの後ろにも席はありました。
ステージはそこそこのスペースは取れているがそれでも、自分の座位置から吉本は1mも離れていなかったんじゃないか?

そんなステージ配置は、角の一番奥にドラム、その左にベース、ピアノと並び、ベースの前にサックスが立つ。
そのサックスの左前に座ったわけです。
PAをほとんど使っていないので、後からピアノからちょっと離れすぎだったかと悔やんだが、サックスが演奏しているとピアノはあまり聴こえませんでした…

16:30の定刻通りに演奏開始。
冒頭のMCで、スタンダードを中心にと言ってたが、最初はオリジナルから。

昼の演奏とはうって変わって、吉本が骨太なテナーサウンドを立て続けにぶちかましてくる。

バンドの方向性が違うので当然だが、吉良のドラムは、世田谷トリオほどではないが、それでも暴れ気味の音数多めのドラミングで、そんなドラムが入ることで演奏のノリがだいぶ変わってきているような印象もあるか。

今回、生では初めて聴くAaron Churai のピアノが、ことのほか面白く、懐の深さ、広さというか曲毎に多彩なアプローチを見せ、縦横無尽、多彩多様にいろいろな表情を見せる。こんな面白い人だったのね…

伊知地のベースも実は今回初だったのですがキレイな音でしっかりとしたフレーズを刻んでて、底力はあるなと思わせる。

最後に、ピアノとサックスのデュオでStardustで締めくくり。

きっちり1時間たっぷりと演奏を楽しませてもらいました。

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