Christian Sands "Facing Dragons"
Christian McBrideのライブ盤"Live at The Village Vanguard" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63436384.html)
での演奏を聴いてこりゃ凄いと意識したピアニスト。
本作が2枚目のリーダー作で、1stアルバムは
"Reach" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64185796.html)
前作はピアノトリオを中心にゲストをこまめに入れて変化を付けたような作品だったが、本作も同様にピアノトリオが不変で全曲に入り、ゲストが入れ替わるような構成。
ただし、前作からドラマーが変わっていて、管入りは2管で2曲に集中して起用している。
Christian Sands(P,Key)、Yasushi Nakamura(B)、Jerome Jennings(Ds)
Caio Afiune(G:2,4,5,7,8)、Keyon Harrold(Tp:2,6)、Marcus Strickland(Sax:2,6)
Roberto Quintero(Per:4)、Cristian Rivera(Per:4,5,8)
演奏曲は、3曲めを除いてすべてがChristian Sandsのオリジナル。
01 Rebel Music
02 Fight For Freedom
03 Yesterday
04 Sangueo Soul
05 Sunday Mornings
06 Frankenstein
07 Her Song
08 Samba de Vela
09 Rhodes To Meditation
音数多く複雑なリズムにエレピを効果音的に追加した、ちょっとクセのあるコンテンポラリ系美旋律のピアノトリオの1曲め。
ギター、トランペット、サックスが入り一気に音が華やかになって、2管のユニゾンによるテーマ演奏がハードバップを彷彿とさせ、後半の2管の掛け合いが格好良い2曲め。
突然ピアノソロで始まるBeatlesの有名曲。途中からドラムが入ってビート感を強調すると、ジャジーな雰囲気が出てくる。
パーカッションが前面に出てサンバ調のリズムを叩く4曲め。
ハモンドオルガンからはじまってピアノに変わり、ギターとのコラボレーションが素晴らしいブルージーな5曲め。
後半の伸びやかなギターソロが気持ち良い。
ちょっとRobert Glasperエキスが入った4ビートの6曲めも2管での演奏。
ギターとピアノの掛け合いで奏でられる、流麗美麗系の7曲め。
ギターをフィーチャーして、ゆったりと聴かせるスローサンバ調の8曲め。
後半、一瞬だけ出てくるピアノソロにギターが絡む部分が格好良い。
荘厳な雰囲気を、シンセをパイプオルガン的に使ったソロで締めくくり。
と言った感じで、曲毎に編成も雰囲気も変わってくるので、ちょっとせわしなく感じる部分もある。
アルバムとしての散漫感もそうは感じないが、曲単位として聴けばしっかりとした演奏に満足度はより高い印象。
Christian Sandsの堅めのタッチで奏でる柔らかい音色でのピアノのもさることながら、Caio Afiuneの音色を変え雰囲気を変えて出てくるギターに、耳を持ってかれてることが多いのは、ギター好きを再認識させられる。
ベストは、5曲めでしょう。
Christian Sands "Facing Dragons" (https://www.amazon.co.jp/dp/B07FSWS4C9/)
での演奏を聴いてこりゃ凄いと意識したピアニスト。
本作が2枚目のリーダー作で、1stアルバムは
"Reach" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64185796.html)
前作はピアノトリオを中心にゲストをこまめに入れて変化を付けたような作品だったが、本作も同様にピアノトリオが不変で全曲に入り、ゲストが入れ替わるような構成。
ただし、前作からドラマーが変わっていて、管入りは2管で2曲に集中して起用している。
Christian Sands(P,Key)、Yasushi Nakamura(B)、Jerome Jennings(Ds)
Caio Afiune(G:2,4,5,7,8)、Keyon Harrold(Tp:2,6)、Marcus Strickland(Sax:2,6)
Roberto Quintero(Per:4)、Cristian Rivera(Per:4,5,8)
演奏曲は、3曲めを除いてすべてがChristian Sandsのオリジナル。
01 Rebel Music
02 Fight For Freedom
03 Yesterday
04 Sangueo Soul
05 Sunday Mornings
06 Frankenstein
07 Her Song
08 Samba de Vela
09 Rhodes To Meditation
音数多く複雑なリズムにエレピを効果音的に追加した、ちょっとクセのあるコンテンポラリ系美旋律のピアノトリオの1曲め。
ギター、トランペット、サックスが入り一気に音が華やかになって、2管のユニゾンによるテーマ演奏がハードバップを彷彿とさせ、後半の2管の掛け合いが格好良い2曲め。
突然ピアノソロで始まるBeatlesの有名曲。途中からドラムが入ってビート感を強調すると、ジャジーな雰囲気が出てくる。
パーカッションが前面に出てサンバ調のリズムを叩く4曲め。
ハモンドオルガンからはじまってピアノに変わり、ギターとのコラボレーションが素晴らしいブルージーな5曲め。
後半の伸びやかなギターソロが気持ち良い。
ちょっとRobert Glasperエキスが入った4ビートの6曲めも2管での演奏。
ギターとピアノの掛け合いで奏でられる、流麗美麗系の7曲め。
ギターをフィーチャーして、ゆったりと聴かせるスローサンバ調の8曲め。
後半、一瞬だけ出てくるピアノソロにギターが絡む部分が格好良い。
荘厳な雰囲気を、シンセをパイプオルガン的に使ったソロで締めくくり。
と言った感じで、曲毎に編成も雰囲気も変わってくるので、ちょっとせわしなく感じる部分もある。
アルバムとしての散漫感もそうは感じないが、曲単位として聴けばしっかりとした演奏に満足度はより高い印象。
Christian Sandsの堅めのタッチで奏でる柔らかい音色でのピアノのもさることながら、Caio Afiuneの音色を変え雰囲気を変えて出てくるギターに、耳を持ってかれてることが多いのは、ギター好きを再認識させられる。
ベストは、5曲めでしょう。
Christian Sands "Facing Dragons" (https://www.amazon.co.jp/dp/B07FSWS4C9/)
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