Alexander Claffy "Standards: What Are You"
本作は完全なるメンツ買いで、リーダーのAlexander Claffyの名前はこの作品で初めて聞いています。
メンツ買いの張本人は、Kurt Rosenwinkelで、彼が全面参加していればそれは、まぁ買いでしょう。
さらに、David Kikoski。いぶし銀的な立ち位置で参加アルバムはたいがい満足できる逸材。
そんなメンツは以下の通り。ドラムが3人を曲ごとに使い分けていて、3曲で管が入ってきて、最後の1曲がボーカル入り。
Alexander Claffy(B)、Kurt Rosenwinkel(G)、David Kikoski(P)
Adam Arruda(Ds:1,3,5)、Mark Whitfield Jr(Ds:2,8)、Aaron Kimmel(Ds:4,6,7)
Joel Frahm(Ts:2,6,7)、Benny Benack III(Tp:6,7)、Veronica Swift(Vo:9)
演奏曲は以下の通り。
MaCoy Tyner, Michel Legrand, Beatles, Cole porter, Duke Person, Wayne Shorter, Geroge Coryと
タイトル通りのスタンダードとそれに類する曲が並びます。
01 Blues on the Corner
02 You Must Believe in Spring
03 Michelle
04 Just One of Those Things
05 So in Love
06 Is That So?
07 Devil’s Island
08 What Are You Doing the Rest of Your Life?
09 Deep Song
冒頭のミディアムスローのピアノトリオでの典型的4ビートでのイントロからギターのテーマが出てくるが、ここまでは比較的真っ当な音色の演奏で入ってると思わなければそのままスルーできる感じ。
続くたっぷりと時間をとったピアノソロのあとから一気に、世界が開けていく感じに、Kurt RosenwinkelがKurt Rosenwinkelの音色でKurt Rosenwinkelなフレーズを惜しみなく開陳していく。テンポはそのまま、典型的4ビートに乗っかってのソロをドトンと披露する。
続く2曲めは、テーマにサックスが入って雰囲気が変わるが、そのテーマ直後からギターが乗り込んでサックスとの交互のソロを格好良く決める。
3曲めは、完全にギターをメインに据えたBeatles。テーマは、ちょっとおとなしめだが、ベースソロのあとの、伸びやかなサウンドでのソロがKurt Rosenwinkel濃度高めで萌える。
4曲めは、冒頭のテーマがちょっとゆっくりめと感じるくらいにその後のテンポがすごく速い4ビート、そんな演奏の前面で縦横無尽にギターを弾きまくるKurt Rosenwinkelが格好良い。
さらにそれに続くピアノソロもテンションの高い演奏で、さらにさらにその後のベースの高速ウオーキングで燃えてると、続くギターの4バースがまた格好良いと悶えまくりの演奏。
前半はちょっと冗長な気配すら感じる5曲めは、中盤でのピアノとギターのバトル然とした演奏で俄然燃えてくる。
6曲め7曲めでは、2管を加えたセクステットでの演奏。ドラムの盤石な4ビートに、5者のハードバップ感たっぷりの演奏が心地良い。
8曲め。情感たっぷりのピアノソロに続けて、弓弾きでもつま弾きでも情念たっぷりの低音を響かせるベースが入り、ドラムとギターの入る後半では、よりエモーショナルな演奏へと続く。
最後に、歌伴のKurt Rosenwinkelで締めくくる。
と、Kurt Rosenwinkelをフィーチャーしたかのような書き方をしているが、4ビートでのKurt Rosenwinkelの演奏がどんなことをやっているかに意識が向きがちであることと、
大半の曲でソロを披露し印象的な場面の大半を独占しているので真っ当なことだとは思う。
が、"ここでの"、というか脇役で入る大半の場合がそうなので、"ここでも"、が正解になると思うが、David Kikoskiのピアノの安定のクオリティが冴えていて、バッキングから即興から、前面での演奏もバックで控えめに演奏しているときでも、センスの良さを感じさせる良い演奏をしている。
と言うくらい素晴らしいソロを聴かせている。
ベストは、4曲め
Alexander Claffy "Standards: What Are You"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07GW2P8SX/)
メンツ買いの張本人は、Kurt Rosenwinkelで、彼が全面参加していればそれは、まぁ買いでしょう。
さらに、David Kikoski。いぶし銀的な立ち位置で参加アルバムはたいがい満足できる逸材。
そんなメンツは以下の通り。ドラムが3人を曲ごとに使い分けていて、3曲で管が入ってきて、最後の1曲がボーカル入り。
Alexander Claffy(B)、Kurt Rosenwinkel(G)、David Kikoski(P)
Adam Arruda(Ds:1,3,5)、Mark Whitfield Jr(Ds:2,8)、Aaron Kimmel(Ds:4,6,7)
Joel Frahm(Ts:2,6,7)、Benny Benack III(Tp:6,7)、Veronica Swift(Vo:9)
演奏曲は以下の通り。
MaCoy Tyner, Michel Legrand, Beatles, Cole porter, Duke Person, Wayne Shorter, Geroge Coryと
タイトル通りのスタンダードとそれに類する曲が並びます。
01 Blues on the Corner
02 You Must Believe in Spring
03 Michelle
04 Just One of Those Things
05 So in Love
06 Is That So?
07 Devil’s Island
08 What Are You Doing the Rest of Your Life?
09 Deep Song
冒頭のミディアムスローのピアノトリオでの典型的4ビートでのイントロからギターのテーマが出てくるが、ここまでは比較的真っ当な音色の演奏で入ってると思わなければそのままスルーできる感じ。
続くたっぷりと時間をとったピアノソロのあとから一気に、世界が開けていく感じに、Kurt RosenwinkelがKurt Rosenwinkelの音色でKurt Rosenwinkelなフレーズを惜しみなく開陳していく。テンポはそのまま、典型的4ビートに乗っかってのソロをドトンと披露する。
続く2曲めは、テーマにサックスが入って雰囲気が変わるが、そのテーマ直後からギターが乗り込んでサックスとの交互のソロを格好良く決める。
3曲めは、完全にギターをメインに据えたBeatles。テーマは、ちょっとおとなしめだが、ベースソロのあとの、伸びやかなサウンドでのソロがKurt Rosenwinkel濃度高めで萌える。
4曲めは、冒頭のテーマがちょっとゆっくりめと感じるくらいにその後のテンポがすごく速い4ビート、そんな演奏の前面で縦横無尽にギターを弾きまくるKurt Rosenwinkelが格好良い。
さらにそれに続くピアノソロもテンションの高い演奏で、さらにさらにその後のベースの高速ウオーキングで燃えてると、続くギターの4バースがまた格好良いと悶えまくりの演奏。
前半はちょっと冗長な気配すら感じる5曲めは、中盤でのピアノとギターのバトル然とした演奏で俄然燃えてくる。
6曲め7曲めでは、2管を加えたセクステットでの演奏。ドラムの盤石な4ビートに、5者のハードバップ感たっぷりの演奏が心地良い。
8曲め。情感たっぷりのピアノソロに続けて、弓弾きでもつま弾きでも情念たっぷりの低音を響かせるベースが入り、ドラムとギターの入る後半では、よりエモーショナルな演奏へと続く。
最後に、歌伴のKurt Rosenwinkelで締めくくる。
と、Kurt Rosenwinkelをフィーチャーしたかのような書き方をしているが、4ビートでのKurt Rosenwinkelの演奏がどんなことをやっているかに意識が向きがちであることと、
大半の曲でソロを披露し印象的な場面の大半を独占しているので真っ当なことだとは思う。
が、"ここでの"、というか脇役で入る大半の場合がそうなので、"ここでも"、が正解になると思うが、David Kikoskiのピアノの安定のクオリティが冴えていて、バッキングから即興から、前面での演奏もバックで控えめに演奏しているときでも、センスの良さを感じさせる良い演奏をしている。
と言うくらい素晴らしいソロを聴かせている。
ベストは、4曲め
Alexander Claffy "Standards: What Are You"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07GW2P8SX/)
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