Charlie Haden / Brad Mehldau "Long Ago And Far Away"
Charlie Hadenが亡くなったのが2014年 (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62718065.html)。
まだ、小出しに新作が出てきている。
"Jim Hall"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62919269.html)
"Gonzalo Rubalcaba"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63296927.html)
いずれもデュオ作であることが、Charlie Hadenはデュオに良い作品があることをあらためて認識させる状況になっていると言えるでしょう。
そんなところに、新作がリリースされまして、Brad Mehldauとのデュオです。
過去にアルバムリリースがありそうな組み合わせですが、正規アルバムとしてはこれが初めてのはず。
2007年のドイツでのライブとのこと。
Charlie Haden(B)、Brad Mehldau(P)
演奏曲は、Charlie Parker, Billy Holiday, Frank Sinatra, James Taylor, Charlie Haden, che Bakerといった布陣。
01 Au Privave
02 My Old Flame
03 What'll I Do
04 Long Ago And Far Away
05 My Love And I
06 Everything Happens To Me
冒頭のピアノの和音の使い方が、とてもBrad Mehldauとは言い難い(くれぐれも悪いとは言ってない)もので、どちらかというとKeith Jarrettを彷彿とさせるような音使いと感じられる。
比較すれば中堅という位置付けになるであろうが、これだけの名手に自身の個性を十全には発揮させない、
これがCharlie Hadenの威力なのかとあらためて感じ入った次第。
Brad Mehldauらしい固有の和音を聴かせる音使いがほぼ出てこず、Charlie Hadenのベースの醸し出すニュアンスに合わせて絶妙にコントロールされたタッチのピアノを響かせる。
後半になって来ると、多少自己主張をしてきている感じはあるか…。
曲調としては、ゆったりとした一音一音の響きをしっかり聴かせられるくらいのテンポのものがほとんど。
Charlie Hadenの深く沈み込むような低音によって作られる雰囲気が全体を支配し、その雰囲気の中でBrad Mehldauがその雰囲気を壊さないように注意深く音を紡いでいくような印象。
このアルバムは、Charlie Hadenの低音の響き、Brad Mehldauのキラキラした響きを、好対照的に楽しむことが吉でしょう。
ベストは、5曲めにします。
Charlie Haden / Brad Mehldau "Long Ago And Far Away"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07GRVBTV3/)
まだ、小出しに新作が出てきている。
"Jim Hall"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62919269.html)
"Gonzalo Rubalcaba"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63296927.html)
いずれもデュオ作であることが、Charlie Hadenはデュオに良い作品があることをあらためて認識させる状況になっていると言えるでしょう。
そんなところに、新作がリリースされまして、Brad Mehldauとのデュオです。
過去にアルバムリリースがありそうな組み合わせですが、正規アルバムとしてはこれが初めてのはず。
2007年のドイツでのライブとのこと。
Charlie Haden(B)、Brad Mehldau(P)
演奏曲は、Charlie Parker, Billy Holiday, Frank Sinatra, James Taylor, Charlie Haden, che Bakerといった布陣。
01 Au Privave
02 My Old Flame
03 What'll I Do
04 Long Ago And Far Away
05 My Love And I
06 Everything Happens To Me
冒頭のピアノの和音の使い方が、とてもBrad Mehldauとは言い難い(くれぐれも悪いとは言ってない)もので、どちらかというとKeith Jarrettを彷彿とさせるような音使いと感じられる。
比較すれば中堅という位置付けになるであろうが、これだけの名手に自身の個性を十全には発揮させない、
これがCharlie Hadenの威力なのかとあらためて感じ入った次第。
Brad Mehldauらしい固有の和音を聴かせる音使いがほぼ出てこず、Charlie Hadenのベースの醸し出すニュアンスに合わせて絶妙にコントロールされたタッチのピアノを響かせる。
後半になって来ると、多少自己主張をしてきている感じはあるか…。
曲調としては、ゆったりとした一音一音の響きをしっかり聴かせられるくらいのテンポのものがほとんど。
Charlie Hadenの深く沈み込むような低音によって作られる雰囲気が全体を支配し、その雰囲気の中でBrad Mehldauがその雰囲気を壊さないように注意深く音を紡いでいくような印象。
このアルバムは、Charlie Hadenの低音の響き、Brad Mehldauのキラキラした響きを、好対照的に楽しむことが吉でしょう。
ベストは、5曲めにします。
Charlie Haden / Brad Mehldau "Long Ago And Far Away"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07GRVBTV3/)
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