J. J. Soul (20190118)

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2019年の初ライブは永武さんのJ.J.Soulというユニット。
2018年最後に効いたライブも永武さんのトリオ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64693412.html)でしたw
最近、永武率が高いですねww


J.J.Soulを聴くのはこれが初。そのメンツは以下の通り。
吉良は世田谷トリオ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64627120.html)等で生演奏を聴いているが、石川は音源含めこれが初のよう。
永武幹子(P)、石川隆一(B)、吉良創太(Ds)

開場の14時少し前に現地についたが、昼ピでは珍しくすでに7~8人並んでいました。
14時過ぎ開場、14時半を少し過ぎたところで開演。

1stは、カーラ・ブレイ、デュークエリントン、ジェロームカーンオリジナルの新曲2曲で1時間強
2ndは、本田竹広2曲、鈴木チンさん、本田竹広の4曲でほぼ1時間に、アンコールが if I were a bell
という構成だったか。
両セットともたっぷりとした演奏時間で、いずれの曲もソロ


バンド名の通りソウルな雰囲気をたっぷりと感じさせる演奏から。

特に永武の弾くフレーズが、いつもの打鍵の強さのまま、黒さとは違うものを感じつつ、でも実にソウルフルさを感じさせるもので、いつものトリオとは向き合い方から違うことをうかがわせる。

当初の大雑把な印象としては、石川のベースがしっかりとリズムキープをしている印象で、吉良、永武が暴れていても、彼のベースが曲の体裁をキープしている感じ。
が、曲によっては確実な運指で速いフレーズもこなして演奏をしっかりと鼓舞してくる。
1stの4曲めの永武オリジナルでの高速なウォーキング、2ndの最後の曲(本田のサラームサラーム)でのソロとか、おっと思わせる演奏をきめてくる。
このバンドのおもしろさの一端をしっかりと主張している感じで好感触。

吉良は、いつものごとく"いくときにはいくよ"と怒涛の連打乱打で耳を持ってかれる。
が、冷静に聴いていると実はスティック、ブラシ、マレットと曲中でもこまめに持ち替え、繊細に表現の調整をしていたり、バッキングでのグループ感が実はすごかったり、ドラムの多彩な表情をいろいろな角度から見せてくれる。
もっとも本領は、ぶっ叩きだと思うが…
ソロも多く、これでもかというくらいにぶっ叩くソロをこれてもかってくらいにたっぷり時間をとって演奏。

このバンドは、永武の好む日本人ピアニストをリスペクトしているとのMCでの説明だったが、落合、服部とのトリオより演奏の難易度を低めにノリ易いことを主眼においているんじゃないか。

あっちがライブ構成も時期で変え、実験的なことを多用してヒリヒリするような演奏になることが多いイメージ。
個人的なジャスとしてのおもしろさはあっちかなぁと思ったが、一般的にはこっちのほうが人気はあるんでしょう。
聴衆は、30人に近かったんじゃないかと..。

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