"Generators" シワブキ

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渋さ知らズでの共演歴のある3人で結成したバンド、シワブキの1stアルバム。
山口と磯部は、最近では渋さの中心人物として(亡き片山とともに)無くてはならないメンバーとして活動をしている。
加藤も、高頻度に参加しているが、それ以上に日野皓正バンドの一員のほうがインパクトがあるか。

山口は、リーダー作を2枚聴いています。
 "愛しあうことだけはやめられない"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60377606.html)
 "Circuit"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60932613.html)
加藤は、Nouonのメンバーになってアルバムが出ています。
 "Flow"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64701959.html)
磯部は、Gatos Meeting、渋さ知らズの諸作で聴いています。リーダー作は無いと思います。

山口コーイチ(P)、加藤一平(Gr)、磯部潤(Ds)

演奏は下記3曲。クレジットは未確認だが、このメンツなんですべて即興演奏でしょう。
1 興り (okori)
2 沈思 (chinshi)
3 遊び (asobi)

ピアノとギターは、フレーズになりきらないもっと細切れなものの羅列のような演奏、ドラムも意図的にパターンにならないよう、それでいてグルーヴを感じるようなドラミング、全体にパルシブな音が五月雨式に振ってくような印象のサウンド。

完全即興演奏であることはほぼ間違いないが、適度に音数を絞っているので、やかましいサウンドにはなっていない。

この3種の楽器の中ではギターが特性上音色と音量を大きく変化させることができるので、そのサウンドが際立って聴こえるが、そこは音数を多くしないよううるさくならないようとても注意深くコントロールした演奏であることは感じられる。
それでも加藤らしく過激に攻めていることもしっかりと感じられ、一瞬爆発的に”ジャジャッ”と発せられても、”これぞ!!”と思わせるだけのその破壊力を見せる。
インパクトという意味では、上記の通りギターが一歩秀でているのは、楽器の特性もあるし、加藤の演奏スタイル故の部分もあると思うが、この演奏を支え引っ張るドラムとピアノの実力あってのものであることは自明。
上記の通り、渋さでの活動で長らく共演しているので、その相性の良さというか、阿吽の呼吸感というか、1曲め中盤の盛り上がる直前の高揚感とか、ちょっとドキドキしてくる。
そして、最後の曲の後半でのドラムの強力重量級ビートからギターのヘヴィメタばりの乱れ弾きで終演に向かう。ここが熱くなる。

3曲で、33分, 6分, 18分という演奏なんで、ベストは決めません。

"Generators" シワブキ(https://www.amazon.co.jp/dp/B07G1YZ9WD/)

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