"Superette" Chris Lightcap

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Chris Lightcapのリーダー作で、本人のhp(http://chrislightcap.com/discography/)によれば、これが5枚めになるよう。
自blogの検索と、本人のhpをざっと見た限りでは、個人的にChris Lightcapの参加作を聴くのはこれが初になります。

ゲストとしてクレジットされている2人が目に入っていれば買いを決めていたかもしれませんが、残念ながらそこまで目が届きませんでした。
過去盤は、Craig Taborn, Chris Cheek, Tony Malabyとか入っていたたようですが、こちらも未チェックなので縁がなかったってのもありますね。
ということで、本盤は新譜会(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64683007.html)の際にお借りしたもの。

メンツは2ギターのカルテットが中心で、そこにゲストとしてNels Cline, John Medeskiの2人の名前があります。
が、この2人はすべての曲では入っていなさそう。
Chris Lightcap(B)、Jonathan Goldberger(G)、Curtis Hasselbring(G)、Dan Rieser(Ds)
Guest
Nels Cline(G)、John Medeski(Org)

演奏曲は、7曲がChris Lightcapのオリジナル、2曲がCurtis Hasselbringのオリジナルにその他2曲で全部で11曲という構成。
01 Selector
02 She Walked In
03 Far Away Planet
04 While You Were Out
05 Djali
06 Calling on Cars
07 Ace of Spades
08 Light Trails
09 All Come to Meet Her
10 Frozen Bread
11 Birds

少し早めのテンポで定間隔でダッダッと叩かれるバスドラにほぼユニゾンのギターが絡む、実にロックな1曲めの格好良さに、以降の曲に耳をそばだてる。

2曲めは、低音タムのドコドコいうドラムに、歪んだギターがジャーンと絡んできて、おぉっと思うと、そんな演奏をバックにオルガンががっつりと即興を決めてくる。
オルガンはJohn Medeski。

以降も、しっかりしたビートでグルーブ感のあるドラムに、ディストーションのかかったギター2本がユニゾンでテーマから主旋律を奏でていく。これが主体の演奏が続く。
5曲めが大陸的な楽曲、7曲めがサーフィンホットロッドなリズムの曲、8曲めがエキゾチックサウンド、10曲めが正調ロックンロールぽい。
とても、これはJazzだとは断言できないような、日和ってFusionだともちと言いにくい。
しっかりロックなサウンドが並ぶ。
しかも、スローテンポでしっとり聴かせるような演奏はほぼ皆無で、ノリ良く(良い意味で)勢いで聴かせるような曲が並ぶ。

ベストは1曲めでしょう。この曲が一番格好良い。


"Superette" Chris Lightcap(https://www.amazon.co.jp/dp/B07FDVCMCN/)

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