Pat Metheny Quartet "Dusseldorf 2018"
Pat MethenyがPat Metheny Groupの活動を(結果的に)止めた2010年に"Orchestrion"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a59090701.html)をリリースし、それまでPat Metheny Groupで演奏の厚みに貢献していたNana Vasconcelos, Pedro Aznar, Armand Marcal等々の実力メンバーのスケジュールの大半(あえて全部とは言わない)をコントロールしなくても良い状態を作り、
その後の"Unity Group"名義(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62494023.html)での2014年のライブでは小規模の装置を持ち込み、その真価を発揮させるライブを日本でも堪能(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62865729.html)させていただきました。
そして、"Unity Sessions"で、Lyle Mays以外のキーボーディストとの共演となるGwilym Simcockの参加。
過去に、サックス奏者との共演をMichael Brecker没後、Logan Richardson "Shift"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63492691.html)のリリースまで封印していたことを考えると、新しいキーボーディストを迎えたというのが、心境の変化(整理ができた)という可能性が高く、Pat Metheny Groupという名が神格化されているとすると、このユニットでその名称を使用する可能性も!!
なんて、妄想を書いたのが下記記事で2016年のもの。
Pat Metheny Group(妄想)考(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63844782.html)
そんなわけで、このメンバーでの正規リリースのアルバムはこれまでリリースされていません。
ちなみに、2019年早々に、
Linda May Han Oh(B), Gwilym Simcock(P)のドラムレストリオ、
James Francies(Key), Nate Smith(Ds)とのトリオ
と、2つのユニットでの演奏を日本で披露していますが、後者はその後のツアーもするようで、どこまで活動が継続するかが気になるところ。
さて、本作は、Quartet(https://www.amazon.co.jp/dp/B000000OVE/)と同じで、最後(?)のPMGとしての
ライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64733043.html)と同じ楽器構成でのライブです。
Pat Methny(G)、Linda May Han Oh(B)、Gwilym Simcock(P)、Antonio Sanchez(Ds)
本作は、2018年7月13日にドイツで行われたライブを収録したBootleg。
演奏曲は以下の通り。
Disk1
01 Introduction
02 Pikasso
03 So May It Seceretly Begin
04 Bright Size Life
05 Sirabhorn
06 Third Wind
07 Always And Forever
08 What Do You Want
09 UnquityRoad
10 James
11 Slip Away
12 The Red One
13 Band Introduction
Disk2
01 Farmer'sTrust
02 Untitled
03 Unity Village
04 Better Days Ahead
05 When We Were Free
06 Medley (solo Ac-G)
07 Are You Going With Me
演奏は、上記の通りPMG時代の曲を多く採用し、PMG以降の曲は数えるほどじゃないかと..。
2014年の"Unity Group"でのライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62865729.html)と構成も近く、ピカソによるソロからPMGのレパートリーへと続くもの。
演奏は、Pat Methenyのギタートリオ然とした場面が印象としては強めで、Gwilym Simcockが伴奏で自己主張してくる場面ってのがあまり多くない印象。
もちろんソロはあるが、全般的にはあまり目立った感じがしないのは、録音のせいかもしれない。
Antonio Sanchezのキレの良いドラムリフとか、Linda May Han Ohのメロディアスなベースとかのほうが聴こえているのはホールトーンがのっかっているからか。
Gwilym Simcockの数少ないソロは、Lyle Maysと比較して、美しさの極みみたいなところへはいかずに、よりアグレッシブでありながら若干控えめな雰囲気を醸す演奏で実は好印象。
ベストは、Gwilym Simcockが良く目立ったDisk2-4曲めにしましょう。
その後の"Unity Group"名義(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62494023.html)での2014年のライブでは小規模の装置を持ち込み、その真価を発揮させるライブを日本でも堪能(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62865729.html)させていただきました。
そして、"Unity Sessions"で、Lyle Mays以外のキーボーディストとの共演となるGwilym Simcockの参加。
過去に、サックス奏者との共演をMichael Brecker没後、Logan Richardson "Shift"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63492691.html)のリリースまで封印していたことを考えると、新しいキーボーディストを迎えたというのが、心境の変化(整理ができた)という可能性が高く、Pat Metheny Groupという名が神格化されているとすると、このユニットでその名称を使用する可能性も!!
なんて、妄想を書いたのが下記記事で2016年のもの。
Pat Metheny Group(妄想)考(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63844782.html)
そんなわけで、このメンバーでの正規リリースのアルバムはこれまでリリースされていません。
ちなみに、2019年早々に、
Linda May Han Oh(B), Gwilym Simcock(P)のドラムレストリオ、
James Francies(Key), Nate Smith(Ds)とのトリオ
と、2つのユニットでの演奏を日本で披露していますが、後者はその後のツアーもするようで、どこまで活動が継続するかが気になるところ。
さて、本作は、Quartet(https://www.amazon.co.jp/dp/B000000OVE/)と同じで、最後(?)のPMGとしての
ライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64733043.html)と同じ楽器構成でのライブです。
Pat Methny(G)、Linda May Han Oh(B)、Gwilym Simcock(P)、Antonio Sanchez(Ds)
本作は、2018年7月13日にドイツで行われたライブを収録したBootleg。
演奏曲は以下の通り。
Disk1
01 Introduction
02 Pikasso
03 So May It Seceretly Begin
04 Bright Size Life
05 Sirabhorn
06 Third Wind
07 Always And Forever
08 What Do You Want
09 UnquityRoad
10 James
11 Slip Away
12 The Red One
13 Band Introduction
Disk2
01 Farmer'sTrust
02 Untitled
03 Unity Village
04 Better Days Ahead
05 When We Were Free
06 Medley (solo Ac-G)
07 Are You Going With Me
演奏は、上記の通りPMG時代の曲を多く採用し、PMG以降の曲は数えるほどじゃないかと..。
2014年の"Unity Group"でのライブ(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62865729.html)と構成も近く、ピカソによるソロからPMGのレパートリーへと続くもの。
演奏は、Pat Methenyのギタートリオ然とした場面が印象としては強めで、Gwilym Simcockが伴奏で自己主張してくる場面ってのがあまり多くない印象。
もちろんソロはあるが、全般的にはあまり目立った感じがしないのは、録音のせいかもしれない。
Antonio Sanchezのキレの良いドラムリフとか、Linda May Han Ohのメロディアスなベースとかのほうが聴こえているのはホールトーンがのっかっているからか。
Gwilym Simcockの数少ないソロは、Lyle Maysと比較して、美しさの極みみたいなところへはいかずに、よりアグレッシブでありながら若干控えめな雰囲気を醸す演奏で実は好印象。
ベストは、Gwilym Simcockが良く目立ったDisk2-4曲めにしましょう。
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