"Warriors for Peace" E.j. Strickland

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Marcus Stricklandの双子であるドラマー、E.j. Stricklandのリーダー作は
2009年の"In This Day"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a57940361.html)、
2015年の"The Undying Spirit"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63191924.html)
に続き3枚めの紹介。本人のhp(https://www.ejstricklandmusic.com/)でも、これがすべてのリーダー作となっている。
自Blogを漁ると、Marcus Stricklandが10の記事(9枚分)の紹介があり、最近はBlueNoteレーベルからアルバムをリリースするくらいに世に出て来ているが、それだけMarcus Stricklandのほうが売れ線な音楽に寄っているような印象か。

本作のメンツは、2サックスピアノレスのクインテット。知った名前はサックスのJure Puklくらいか..。
ここ最後に書いてるんで、あとから見たら最後だけボーカルが入るクレジットでした。なんで、本文はボーカルの言及が..w
E.J. Strickland(Ds)、Godwin Louis(As)、Jure Pukl(Ts,Ss)、Taber Gable(P)、Josh Ginsburg(B)、
Ulrich Edorh(Vo:11)

演奏曲は、すべてE.j. Stricklandのオリジナルで、全部で11曲。
01 Uvumilivu
02 Warriors for Peace
03 Midnight's Clearing
04 Eclipse in 5 (Interlude)
05 Let It Go
06 Abandoned Discovery
07 Understand What I Mean
08 For Those Who Break the Silence (Interlude)
09 When Time Passes By
10 Coexistence
11 Let It Go - Vocal

リズムからして、かなり現代ジャズ的であることもさることながら、ピアノがRobert Glasperを意識した音使いで、これで雰囲気が相当偏ってくるのは否めないところ。

それでいて、全編にわたって、ラップはおろかボーカルも入れず、昨今のブラックミュージック的なエフェクトも入れていないので、そっち系に拒絶反応があるものにとっても違和感がない。
サウンドとしては新しいものをしっかりと取り込んでいることがわかるが、ジャズ偏向オヤジ的にも好感度はかなり高いサウンドに仕上がっている。
Marcus Stricklandが、ブラックミュージック色を強く出してきている分、こっちの方が好感度高く聴いているか。

Godwin Louis, Jure Puklの軽やかでありながら、トリッキーなサックスも凄ければ、しなやかでありながら、演奏をじわじわと煽ってくるE.J. Stricklandのドラムも大したもの。
最後だけボーカルが入ってました。

ベストは6曲め

"Warriors for Peace" E.j. Strickland(https://www.amazon.co.jp/dp/B07JYYJHYN/)

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