"Live at Zinc" Misha Piatigorsky

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Misha Piatigorskyは2008年の作品"Uncommon Circumstance"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52328972.html)を紹介したのがきっかけで、デビュー盤で1996リリースの"Happenin'"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56210042.html)と、その次作の"PURE IMAGINATION"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a56516985.html)を聴き、
その流れで、2009年の作品"17 Rooms"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58391071.html)を聴いていますが、そこで停まっています。
調べると"AYA"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000O782KY/)が2007年(いま試聴したらこれは買いではない)、2010年に"Paris-Troika"(https://www.amazon.co.jp/dp/B0040929II/)(これは、当時食指動かず)が出て、その次は2018年の"No Moon At All"(https://www.amazon.co.jp/dp/B07C8Q5MSG/)まで記録はなかったようです。
先日、某店で中古漁りをしていたらこの盤がめにつき、ピアニストの名前は憶えていたので、ジャケ裏を眺め、選曲とドラマーの名前で興味を持ち、買いを決めたもの。
そんなメンツは、以下の通り。
Misha Piatigorsky(P)、Danton Boller(B)、Rudy Royston(Ds)

曲は、有名曲が中心で、Misha Piatigorskyのオリジナルは2曲(2,9)だけ
Mercy, Mercy, Mercyを演ってるのがちょっと気になる。
01 Besame Mucho
02 Covfefe
03 Smile
04 Stella By Starlight
05 On Green Dolphin Street
06 I WIsh I Knew How It Feels To Be Free
07 My Foolish Heart
08 Mercy, Mercy, Mercy
09 Rain
10 Just In Time

ハイハットを叩く硬質なシンバルに速い4ビートを従えて、あのメロディがゆったりと流れてくる1曲め。
ラテンな雰囲気をだいぶ減じていて一瞬、ん?となるような作風。

ライブだからそうなのか、全般的にタッチ強めだからなのか、録音がそうなのか、硬質な音色でのピアノトリオを楽しむことができる。
ベースのゴリッとした強い意志を感じさせるようなサウンドに、スネアもタムも皮を張り気味にしたカツンという音にシンバルもコツコツした音色で、そんなカチッとしたサウンドがとても気持ち良い。

音数も曲によってはセーブしながらのドラミングは、Rudy Roystonらしからぬと言いたくなるがセンス良く格好良いドラムを聴かせる。
タッチ強めにダイナミックなフレーズという印象のピアノ。
ソロでは、どっかで聴いたことがあるフレーズを少し崩して紛れ込ますユーモアも見せながら、しっかりと楽しませる演奏。

3曲めのバラードも軽快なタッチで心地良く聴かせる。
Mercy, Mercy, Mercy は、元曲よりもゆったりとしたテンポでゆったりと聴かせる。

このアルバム、リリース時は全然チェックできてなかったが、かなり内容良かった!

ベストは1曲めにつきるでしょう.

"Live at Zinc" Misha Piatigorsky(https://www.amazon.co.jp/dp/B07JM8181R/)

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