山下洋輔ソロ (20190321)

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慶応大学で開催された、「山下洋輔、相倉久人を語る」というイベントの後半で、山下洋輔さんがソロでの演奏を披露してくれました。

前半の”語る”のパートではグレーのスーツに黒い靴という出で立ちだったが、演奏のパートでは派手なベストに白いズボン、靴も白いのに履き替えて登場。

マイクで曲紹介をして演奏するという流れで、1曲めは、話のなかでも話題になっていた”荒野のダッチワイフ”の挿入歌であるミナのテーマ、とミナのセカンドテーマ。
同時に演奏したのは初。と演奏後におっしゃっていました。
続いて、グガン。曲名の由来などを話してからピアノに向かうのは、前曲と同様。
演奏後に、こちらはソロで演るのは珍しいとのお言葉。
最後に、ソロでは最後にやることが多いとのコメントののち、ボレロを。

多少タッチの強さ、キレの良さ、指の動きのメリハリとか完全ではないかな?と感じさせられたり、テーマは大きく崩さず、テーマからの即興での暴れ具合がちともの足りない気がしたりとか、絶頂とは言いがたい部分もあったようにも感じたが、真摯にピアノと対峙した素晴らしい演奏であったと思う。

ピアノにマイクは入れず、完全に生音出の演奏で、このホールが武蔵境のホールに近いサイズ(≒新宿Pit Innの4倍くらいの容積??)だと見立てたが、そのホール全体にしっかりと音を響かせていたのは間違いのないところ。

年齢的にも、怪我からの復帰直後でもあることも考えあわせると、すごい精神力と言えるんじゃないか。

こういうイベントなので、アンコールをちょっと躊躇していたら、ヨウさんが煽ってくださり、カタロニア民謡「鳥の歌」(だったそう(ネット調べ))を披露。しっとりめの演奏でしめくくり。

復帰直後ではあるので、疲れやすいのかはやくにステージ裏に引っ込んで行きました。
が、完全復帰している姿をしっかりと確認できました。なんだかんだいつ見ても凄い人だ!

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