"Tudo Sera Como Antes" Paula Santoro

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Paula Santoroは、最初に出会った↓がなんとも素晴らしく。
 "Mar Do Meu Mundo"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61982134.html)
それから新作リリースをしっかりチェックする存在になっています。
が、その後単独名義のアルバムは本作まで出ていません(そのはずです)。
上記作品が2013年の作品だったので、苦節6年ということになりますが、実際には1つIan Faquiniとの双頭名義のアルバムが出ててこれは聴いています。
 "Metal Na Madeira"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63935683.html)

本作は、Milton Nascimentoの邦題「街角クラブ」をテーマにしたアルバム。
「街角クラブ」関連ではVol.1だけアルバムを聴いているが、Vol.2も聴いておくべきですねぇ。
 "Clube Da Esquina"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62234734.html)
 "Clube Da Esquina2"(https://www.amazon.co.jp/dp/B000005HF2)

メンツは、Taufic兄弟のデュオを擁したPaula Santoroとの3人。
Paula Santoro(Vo)、Eduardo Taufic(P)、Roberto Taufic(G)

演奏曲は、上記「街角クラブ」のアルバム収録曲にはこだわらず、このムーブメントに関連した作品を広く集めているよう。オリジナルも1曲収録されている。
01 Noticias do Brasil
02 O Sal da Terra
03 Canto Latino
04 Nuvem Cigana
05 Tudo Sera Como Antes
06 Tesouro da Juventude
07 Nascente
08 Sol de Primavera
09 Reis e Rainhas do Maracatu
10 Clube da Esquina
11 Durango Kid
12 Travessia
13 Viola, violar

ピアノとギターの技巧的なアンサンブルに、Paula Santoroの歌が乗っかる。

ギターの奏でる大らかなフレーズにピアノがころころと絡みつくような演奏、そんな演奏だけでも充分に耳目に値するものがあるが、そこにPaula Santoroの歌唱が入ることで華やかな雰囲気を撒き散らす。
彼女の声音は落ち着いた雰囲気がありながら華を感じさせるもので、個人的にはなんだかんだかなり惹かれているんでしょう。

基本ギターとピアノだけという、極めてシンプルな楽器構成でありながら、両者の有機的なコラボレーションが、広がりのあるサウンドを提示してくる。。

いくつかの曲は過去に聴いているはずだが、アレンジの妙なのか元曲を想起させない仕上がりのものがあるようで、聴き知った曲として聴けるものは実はあまり多くない(自分の記憶喪失かも..)

ベストは、4曲めにしましょう。


"Tudo Sera Como Antes" Paula Santoro(https://www.amazon.co.jp/dp/B07N17H5LD/)

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