"Love Hurts" Julian Lage

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Julian Lageのリーダー作は、毎年リリースされていて、昨年は"Modern Lore"でした。
過去作は、ひと通り買って聴いています。
 "Gladwell"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64619123.html)
 "Free Flying"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62298826.html)
 "Avalon" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a62997135.html)
 "Room"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63039046.html)
 "Worlds Fair"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63176499.html)
 "Arclight"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63754647.html)
 "Mount Royal"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64075847.html)
 "Modern Lore"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64433495.html)

本作は、Bad PlusのドラマーであるDave Kingに、Shai MaestroトリオのベーシストJorge Roederを擁したトリオ。前作はトリオを基調にしながらゲストが入っていたので、純トリオは久々か
Julian Lage(G)、Dave King(Ds)、Jorge Roeder(B)

演奏曲は、Julian Lageのオリジナルが2曲、Keith Jarrettのオリジナルも2曲、他にOrnette Colemanを
含むいろんな人の曲を集めてます。
01 In Heaven
02 Tomorrow Is The Question
03 The Windup
04 Love Hurts
05 In Circles
06 Encore (A)
07 Lullaby
08 Trudgin'
09 I'm Getting Sentimental Over You
10 Crying

程よいドライブ感のあるベース、ドラムに乗って、気持ちよくグルーブするようなギター

アメリカーナからもう少しロックに歩み寄ったような曲調を元としながら、曲が進んだところで、ちょっと不思議なメロディの崩し方、
フリー方面へ展開、歪み成分を増加した音色、掻き鳴らしを入れたりと、いろんな方向に逸脱していく
そんな演奏が、なんとも楽しい。

上記のとおり、さまざまな技を駆使しながらの変幻自在な表現を繰り出してくるJulian Lageのギターが素晴らしいのはもとより、曲の展開により、ベースとドラムのドスの効いたようなサウンドで、緻密なアンサンブルから、ラフに合わせたような展開、
ベタな4ビートに、共闘して暴れまわりと、こちらも表現力豊かなサウンドを聴かせる。

表現力豊かな3者の縦横無尽な表現は展開を予想させない面白さ、楽しさをもったものであります。

ベストは6曲めにしましょう。


"Love Hurts" Julian Lage(https://www.amazon.co.jp/dp/B07LD4P3BP/)

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