"Remembrance" Danny Grissett
Danny Grissettのリーダー作を聴くのは、これが5枚めのはず。
Promise(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52159228.html )
ENCOUNTER (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a52404552.html )
Form(https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a58247596.html )
Stride(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a60676037.html )
最近、crisscross盤はあえて買わないでいるので、メンツが本作と同じリズムで、サックスがWalter Smith lllで、個人的にはこの盤よりソソられる(笑)下記は聴いていません。crisscross盤は良いことが判ってるんで、あえて買うのを止めてまして、その分を未知なほうに比重をおいてます。
全部買ってるとキリないんでここは割り切ってます。
\"The In-Between\"(https://www.amazon.co.jp/dp/B0143DKJ64/)
というメンツは下記の通り。サックスは、Dayna Stephensが入っています。
Danny Grissett(P,fender rhodes:M5)、Dayna Stephens(Sax)、Vicente Archer(B)、Bill Stewart(Ds)
演奏曲は、Danny Grissettのオリジナルが4曲に、dizzy gillespie、duke ellington、theronius monk、herbie hancock、
evansの名演で有名なDetour Aheadという構成。
01. Woody\'n You
02. Lament for Bobby
03. Prelude to a Kiss
04. Gallop\'s Gallop
05. Renatus
06. Just Enough
07. A Friend Indeed
08. Digital Big Foot
09. Detour Ahead
スタンダードといって良い有名曲を含む4ビート中心の選曲。
ドラムがBill Stewartなので、オーソドックスに堅実なビートを刻むような場面は希薄だが、そのビート感は絶大なものがある。
ベースとともに演奏をきっちりと鼓舞していく。
ピアノがリーダーってこともあり、ピアノの登場頻度は高めの印象。
これまた、ごくノーマルなアプローチってのはあまりして来ず、ちょっとした仕掛けが新しさをにじませていくような演奏。
さりとてアクロバティックなアプローチではないので、安心して音の行方を楽しんでいられる。
5曲めではFender Rhodesを使って雰囲気を変えている。
サックスが、曲によりテーマとか、イントロとか、もちろんソロもと(当然だが)しっかりと登場してきて格好良い演奏を聴かせてくれているが、印象としては要所で場の雰囲気を変えるような役割を担っているように感じられる。
印象としては、ピアノトリオ+1と言った感じに受け取れる場面しばし。
最後が、トリオで奏でられるbill evansの名演で知られる曲で締めくくられる。
テンポは名演と同じか、微妙に早め。
緊張感を高め過ぎず親しみやすいフレーズのソロを織り込んで気分を安らいだものにしていく。
2曲めの頭とラストの赤ちゃんの声は不要だったんじゃないか?? というのはあるが、全体としては、聴き応え充分。
格好良い演奏をたっぷりと楽しませてもらいました。
ベストは、4曲めにします。
\"Remembrance\" Danny Grissett(https://www.amazon.co.jp/dp/B074NF7MXZ/)