"SYNESTHESIA" Kie Katagi

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片木希依さんというピアニストのアルバム。たまに若手邦人のアルバムを漁っているんですが、以前はそこそこ安価なものを買って聴いていたんですが、最近は画一的な気配を感じ始めていて、あまり積極的には買っていないんですが、本作は石若駿,小田朋美の名前に釣られました。

曲によってメンツは変わるんですが、以下のような感じ。
片木希依(P)、千葉広樹(B:2,6)、石若駿(Ds:2,6)、小田朋美(P:3)、影山奏(Inst:4)、Sigh City(Rythm:5)

曲は、4曲めの椎名林檎以外はすべてKie Katagiのオリジナル。
1.Blue shift
2.Color bath
3.Bloomoon
4.Marunouchi Sadistic
5.Mirror touch
6.Go on
7.Akegure

水の音のような効果音から始まる小品から高音域多用、音数多め、派手なメロディでインパクトのあるサウンド。
最近の、邦人若手ピアノトリオに多いメロディアスでダンサブルなサウンドと言った趣きが第一印象。

曲により編成、曲の雰囲気が異なり、2曲め、6曲めが、アコピ、ベース、ドラムという正当なピアノトリオ編成ではあるが、往年のジャズといよりはもうちょっとサラりとあっさりと聴かせるような体裁で、こんな作風が、昨今の若手ミュージシャンのアルバムっぽい。
6曲めは、エレベかも。

3曲めがピアノデュオだが、2台のピアノが絶妙に融合していて、なんとも充実した演奏。聴きごたえのある演奏に仕上がっている。
最後の7曲めがピアノソロだが、こちらはもう少しエモーショナルな作風でエンディングらしい仕上がり。

4曲めがアコピに電子的な音を入れて、シンセが伴奏に(、後半はギターも)少し入りるような、ちょっとエレクトロニカな気配を入れた8ビート。
5曲めがエレピにシンセベースさらに電子音を多用した、もうちょっとしっかりとエレクトロニカな気配を感じる曲。
と、少しずつ毛色の異なる演奏が続くがいずれも短めなのであっという間に終わるような感じ。


ベストは、3曲めにします。


"SYNESTHESIA" Kie Katagi(https://www.amazon.co.jp/dp/B07MWR2H1T/)

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