"Circuits" Chris Potter
Chris Potter。前作(2017)、前々作(2015)とECMレーベルからのリリース
"Dreamer Is The Dream" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64166066.html)
"Imaginary Cities" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63080211.html)
Pat MethenyのUnity Bandでの活動で多忙な中でのリリースというのもあったと思うが、2年に1枚のペースでのリリースでした。
ここにきて、Pat Methenyとの活動もひと段落しているというのもあると思うが、ECMレーベルから離れて心機一転の新作がリリースされました。
メンツは、pat Methenyのバンドで活動中のJames Franciesに、Eric Harlandを加えたトリオを中心としたもので、特筆はベースが全9曲中4曲にしか入らないこと。
Chris Potter(Ts,Ss,Cl,Fl..)、James Francies(Kb)、Eric Harland(Ds)、Linley Marthe(B:3,4,5,8)
演奏曲は、James Franciesのオリジナル1曲と、Chris Potterのオリジナルが7曲と、他1曲という構成。
01 Invocation
02 Hold It
03 The Nerve
04 Koutome
05 Circuits
06 Green Pastures
07 Queens of Brooklyn
08 Exclamation
09 Pressed for Time
冒頭、一人多重録音での緻密なアンサンブルがオープニングで、ちょっと毛色の異なる曲。
そういう意味では、2曲めからが本編ということになる。
複雑でありながらドライブ感のある強ビートを叩き出すEric Harlandのドラムに、低音多めに音の厚みをしっかり出してくるよう構成されたJames Franciesのキーボード。
この2曲めは、ベースレスで
James Franciesの表現力に使える空間が多くとられていて、それを余すことなく使っての演奏。
3曲めからの3曲は、逆にベースを入れることで、曲の下支え部分をベースに任せることで、James Franciesの表現力の幅を膨らませたような感じ。
ベースによる低音リズムフレーズがあることで曲の骨格はより頑健になっているようにも思える。
Chris Potterらしい変拍子多用の複雑な楽曲に、程良く電子音を混ぜ込んだ、鋭角感の、あるサウンド。
大きくはUndergroundからのキレの良いサウンドの格好良さをしっかりと継承しつつギターレスによるサウンドの進化、さらにベースまで排除したキーボード重視のストイックなサウンドと、なんとも意表を突いた進化をしている印象。
Chris Potterのキレキレのサックス演奏をたっぷりと楽しみながら、でもJames Franciesのキーボードの挙動がとても気になる作品でありました。
ベストは、メカニカルでエレクトリックな8曲め。
"Circuits" Chris Potter(https://www.amazon.co.jp/dp/B07KM2RLNJ/)
"Dreamer Is The Dream" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64166066.html)
"Imaginary Cities" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63080211.html)
Pat MethenyのUnity Bandでの活動で多忙な中でのリリースというのもあったと思うが、2年に1枚のペースでのリリースでした。
ここにきて、Pat Methenyとの活動もひと段落しているというのもあると思うが、ECMレーベルから離れて心機一転の新作がリリースされました。
メンツは、pat Methenyのバンドで活動中のJames Franciesに、Eric Harlandを加えたトリオを中心としたもので、特筆はベースが全9曲中4曲にしか入らないこと。
Chris Potter(Ts,Ss,Cl,Fl..)、James Francies(Kb)、Eric Harland(Ds)、Linley Marthe(B:3,4,5,8)
演奏曲は、James Franciesのオリジナル1曲と、Chris Potterのオリジナルが7曲と、他1曲という構成。
01 Invocation
02 Hold It
03 The Nerve
04 Koutome
05 Circuits
06 Green Pastures
07 Queens of Brooklyn
08 Exclamation
09 Pressed for Time
冒頭、一人多重録音での緻密なアンサンブルがオープニングで、ちょっと毛色の異なる曲。
そういう意味では、2曲めからが本編ということになる。
複雑でありながらドライブ感のある強ビートを叩き出すEric Harlandのドラムに、低音多めに音の厚みをしっかり出してくるよう構成されたJames Franciesのキーボード。
この2曲めは、ベースレスで
James Franciesの表現力に使える空間が多くとられていて、それを余すことなく使っての演奏。
3曲めからの3曲は、逆にベースを入れることで、曲の下支え部分をベースに任せることで、James Franciesの表現力の幅を膨らませたような感じ。
ベースによる低音リズムフレーズがあることで曲の骨格はより頑健になっているようにも思える。
Chris Potterらしい変拍子多用の複雑な楽曲に、程良く電子音を混ぜ込んだ、鋭角感の、あるサウンド。
大きくはUndergroundからのキレの良いサウンドの格好良さをしっかりと継承しつつギターレスによるサウンドの進化、さらにベースまで排除したキーボード重視のストイックなサウンドと、なんとも意表を突いた進化をしている印象。
Chris Potterのキレキレのサックス演奏をたっぷりと楽しみながら、でもJames Franciesのキーボードの挙動がとても気になる作品でありました。
ベストは、メカニカルでエレクトリックな8曲め。
"Circuits" Chris Potter(https://www.amazon.co.jp/dp/B07KM2RLNJ/)
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