"Ganymade" Matt Brewer

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Matt Brewerのリーダー作も、Lage Lund同様にCriss Crossレーベルからだけのリリースなのであまり聴いていないんですが、
 2014年の"Mythology"(https://www.amazon.co.jp/dp/B00LP82VQC/)
 2018年の""Unspoken""(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64513080.html)
前作は聴いていました..。
参加作も多く、検索すると近作ではAntonio Sanchezの"Lines In The Sand"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64731388.html)とか、Ben Wendelの話題作の"Seasons"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64723113.html)なんてのが出てきます。

本作はサックストリオフォーマットで、サックスのMark ShimはVijay IyerのECM盤他で聴いている人。ドラムのDamion Reidは、最近ではJure Puklのアルバムで聴いています。
Mark Shim(Ts)、Matt Brewer(B)、Damion Reid(Ds)

演奏曲は、Matt Brewerのオリジナルが4曲、Mark Shimが1曲提供してて、残りが、Ron Carter,Joe Henderson, Ornette Coleman等で全部で10曲。
01. Ganymede
02. Don't Wake The Violent Baby
03. R.J.
04. Triton
05. Afro-Centri
06. Io
07. Eos
08. Psalm
09. Willisee
10. When Sunny Gets Blue

テナーのMark Shimが、かなりゴリゴリとしたブローの効いた演奏をしていて、サックストリオでの期待を十二分に満たすような演奏をかましてくれている。
これだけで満足度はかなり上がっているが、それにも増して、ここでのMatt Brewerのベースのドライブ感というか、演奏の推進力というか、その圧倒的なパワーが尋常でない。
サックスが前面で一番目立つサックストリオにあって、ベースでありながらリーダーとしての存在感をしっかり出してくるのは大したもんだと言わざるを得ない。

Damion Reidのドラムが、出るところはしっかり出てくる演奏ではあるが、全体的には良い具合にMatt Brewerのベースに絡んできていて、しっかりとベースを引き立てる役まわりを演じている

ベースがしっかり主張しているサックストリオとして、かなりな高クオリティの作品に仕上がっていると思う。凄いアルバムです。

ベストは、3曲めにしましょう。

"Ganymade" Matt Brewer(https://www.amazon.co.jp/dp/B07LDNGFWP/)

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