"Come What May" Joshua Redman

イメージ 1

Joshua Redmanの新作は昨年に続いてのリリースで、2管のピアノレスカルテットでした。
 "Still Dreaming"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64534705.html)

本作は、久々?のワンホーンのオーソドックスなカルテット編成での作品。
このメンツでは、過去にアルバムを作っていて、それが宣伝文に20年ぶりと書かれている理由。そのアルバムが
 "Beyond" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00002DEIX/)
 "Passage of Time" (https://www.amazon.co.jp/dp/B00005A8NS/)

Joshua Redman(Sax)、Aaron Goldberg(P)、Reuben Rogers(B)、Gregory Hutchinson(Ds)

演奏曲はすべてJoshua Redmanのオリジナル。
01 Circle of Life
02 I'll Go Mine
03 Come What May
04 How We Do
05 DGAF
06 Stagger Bear
07 Vast

リズムがしっかりしているからか、そう難解な感じには聴かないが、実際にはかなりストイックでシリアスでがっしりとした演奏。
曲としては、オーソドックスなジャズの範疇に含まれるもので、あまり早くないテンポのものが多め

ベースのReuben Rogers、ドラムのGregory Hutchinsonの繰り出す、オーソドックスとは言えないアグレッシブなフレーズ連発。
それでも、中速のテンポに乗って、重量級のがっつりとした強力無比なリズムで演奏をサポート。
Joshua Redmanのサックスが、一音一音を丁寧に演奏してはいるが、重すぎない程度にストイックな演奏になっていて程よい緊張感を醸す。
そして、Aaron Goldbergのピアノが美麗で表現力豊かなフレーズで、Joshua Redmanによって充満される凛とした雰囲気を和やかにしていくような、そんな効果をもたらしている。

メンツがメンツなんで、内容に不満があろうはずがなく、非常に満足度の高い演奏をたっぷりと堪能させてもらいました。

ベストは、中でも一番ノリの良い2曲めに

"Come What May" Joshua Redman(https://www.amazon.co.jp/dp/B07MGJ6YFV/)

この記事へのコメント