"Secret Between The Shadow And The Soul" Branford Marsalis
Branford Marsalisは、ここのところレギュラーバンドでの演奏によるアルバム
前作は、Kurt Ellingが客演した作品で2016年リリース。
"Upward Spiral" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63797573.html)
その前が、2015年のソロ作を挟んで、2012年の
"Four Mfs Playin'Tunes"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61316635.html)
純粋、レギュラーメンバーだけでのアルバムという意味では、7年ぶりの作品ということになります。
そんなメンバーは、
Branford Marsalis(Sax)、Joey Calderazzo(P)、Eric Revis(B)、Justin Faulkner(Ds)
演奏曲は、Eric Revis2曲、Joey Calderazzo2曲、Branford Marsalis1曲のオリジナルに、Andrew HillとKeith Jarrett各1曲で全部で7曲という構成。
1. Dance of the Evil Toys
2. Conversation Among the Ruins
3. Snake Hip Waltz
4. Cianna
5. Nilaste
6. Life Filtering from the Water Flowers
7. The Windup
1曲めが、ちょっと難解な節回しでありながらパワフルな演奏で、さらにサックスがJohn Coltraneばりにゴリゴリに吹きまくる場面が多くエキサイトする。
が、次曲が、美旋律のバラード。
3曲めが、和やかな雰囲気を感じる明るめのワルツ、4曲めがエレガントでちょっとラテンな雰囲気を感じる、ルンバなリズムの曲と、ていねいに聴かせる良い演奏ではあるが、なんだかちょっとヌルいなぁと思ってしまうような…。
5曲めでエキゾチックな曲調に、Wayne Shorterばりにスピリチュアルなサックスを聴かせてくるところで本領発揮といった感じ。
重ために響くサックスによるテーマの後、延々とピアノトリオでの演奏が続き、後半からはサックスソロ。序盤は淡々とした演奏だが、徐々にテンションが上がってカオスな気配で終わる6曲め。
最後が、Keith JarrettのThe Windupで、元曲ではJan Garbarekが、そしてこれまで、Michael Brecker, Chris Potterが演奏してきた曲。
最後の最後がBroadway Blues(Ornette Coleman)になって終わるという、なんだか(自分の知識の範疇で)サックス偉人に敬意を表したようなアルバムに仕上げているなという印象。
Branford Marsalisのテンション高い演奏も聴きどころだが、Joey Calderazzoのピアノソロが、いろんなところで時間長めに登場してて、これが裏聴きどころと言えそう。
特に5曲めの半分を過ぎたあたりからの演奏とか、7曲め前半の演奏とか凄くて燃える。
ベストは、5曲めにしましょう。
"Secret Between The Shadow And The Soul" Branford Marsalis(https://www.amazon.co.jp/dp/B07KZHV87M/)
前作は、Kurt Ellingが客演した作品で2016年リリース。
"Upward Spiral" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63797573.html)
その前が、2015年のソロ作を挟んで、2012年の
"Four Mfs Playin'Tunes"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a61316635.html)
純粋、レギュラーメンバーだけでのアルバムという意味では、7年ぶりの作品ということになります。
そんなメンバーは、
Branford Marsalis(Sax)、Joey Calderazzo(P)、Eric Revis(B)、Justin Faulkner(Ds)
演奏曲は、Eric Revis2曲、Joey Calderazzo2曲、Branford Marsalis1曲のオリジナルに、Andrew HillとKeith Jarrett各1曲で全部で7曲という構成。
1. Dance of the Evil Toys
2. Conversation Among the Ruins
3. Snake Hip Waltz
4. Cianna
5. Nilaste
6. Life Filtering from the Water Flowers
7. The Windup
1曲めが、ちょっと難解な節回しでありながらパワフルな演奏で、さらにサックスがJohn Coltraneばりにゴリゴリに吹きまくる場面が多くエキサイトする。
が、次曲が、美旋律のバラード。
3曲めが、和やかな雰囲気を感じる明るめのワルツ、4曲めがエレガントでちょっとラテンな雰囲気を感じる、ルンバなリズムの曲と、ていねいに聴かせる良い演奏ではあるが、なんだかちょっとヌルいなぁと思ってしまうような…。
5曲めでエキゾチックな曲調に、Wayne Shorterばりにスピリチュアルなサックスを聴かせてくるところで本領発揮といった感じ。
重ために響くサックスによるテーマの後、延々とピアノトリオでの演奏が続き、後半からはサックスソロ。序盤は淡々とした演奏だが、徐々にテンションが上がってカオスな気配で終わる6曲め。
最後が、Keith JarrettのThe Windupで、元曲ではJan Garbarekが、そしてこれまで、Michael Brecker, Chris Potterが演奏してきた曲。
最後の最後がBroadway Blues(Ornette Coleman)になって終わるという、なんだか(自分の知識の範疇で)サックス偉人に敬意を表したようなアルバムに仕上げているなという印象。
Branford Marsalisのテンション高い演奏も聴きどころだが、Joey Calderazzoのピアノソロが、いろんなところで時間長めに登場してて、これが裏聴きどころと言えそう。
特に5曲めの半分を過ぎたあたりからの演奏とか、7曲め前半の演奏とか凄くて燃える。
ベストは、5曲めにしましょう。
"Secret Between The Shadow And The Soul" Branford Marsalis(https://www.amazon.co.jp/dp/B07KZHV87M/)
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