"Epistrophy" Bill Frisell / Thomas Morgan

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Bill Frisellのリーダー作を聴くのは2014年リリースの作品"Guitar In The Space Age!"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63007173.html)以来。
この間にも"Music Is"(https://www.amazon.co.jp/dp/B0788WSVR2/)とか、本作と同じメンツの"Small Town"(https://www.amazon.co.jp/dp/B06XRJNC4K/)とかあったが、縁なく未聴であります。
もっとも自身のお財布事情から、レジェンドは"まいっか"に送るようにしているので、これで納得してはいます。
本作も、縁あって聴く機会をいただいたものであります。

メンツは、前述の通り"Small Town"と同じで、同じECMレーベルでのリリース。録音も同じで2016年3月となっているので、同じツアーでの音源ということになるようです。

今回の共演者であるThomas Morganは、自blogを漁ると3作品で聴いていることになっていますが、Ron Milesの"I am a Man"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64363302.html)で、この2者が共演していることが判ります。
Bill Frisell(G)、Thomas Morgan(B)

演奏曲は以下のとおり。Paul Motian, Billy Strayhorn, Thelonious Monkなどなどで全部で8曲。
01 All in Fun
02 Wildwood Flower/Save The Last Dance For Me
03 Mumbo JumboYou Only Live Twice
04 Lush Life
05 Epistrophy
06 Pannonica
07 Red River Valley
08 In the Wee Small Hours Of The Morning

基本的には、牧歌的で穏やかな雰囲気をたっぷりと湛えた作風に終始した内容。

選ばれている曲のほとんどがポップでキャッチーな旋律を持ったもので、そんな曲のエッセンスだけを抜き出したように音数少なくおいしいところを抽出したようなサウンド。

Bill Frisellの余韻をたっぷりと残したサウンドが、ゆったりとした雰囲気をいや増している。

そんな作風でありながら、ライブということもあってか、ジャズの旨味を味わえるような心地良くスリリングな場面もあったりして、3曲めとか、ギターの音色を変えてちょっとフリーな雰囲気を紛れ込ませ(静かにだが)攻めていてちょっとエキサイトしてくる。


ベストは、牧歌的に低音がよく響く5曲めにしましょう。

"Epistrophy" Bill Frisell / Thomas Morgan(https://www.amazon.co.jp/dp/B07NN2TYCY/)

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