”Ambar” Camila Meza
Camila Mezaは前作をメンツ買いして、メンツの演奏もさることながら、曲の良さに、Camila Mezaの歌唱、さらにはギターと、こりゃ凄いとうならされてからの付き合いです。
このアルバムリリース直後の来日公演も見れてまして、生で素晴らしい歌と演奏も楽しませてもらっています。
本作は、それから3年経っての新作ということになります。
前作が売れたから、新作はクオリティを下げないよう慎重になっていたが故の3年ぶりという可能性すら考えてしまいましたが、そういう意味も含めて新作の期待感は、他のファンの方々同様相当高くなっていたと思います。
メンツは、メンツ買いした前作と打って変わって、自分には記憶のない面々が揃い、さらに弦楽四重奏が加わります。
Camila Meza(Vo,G)、Eden Ladin(P,Key)、Noam Wisenberg(B)、Keita Ogawa(Ds)
Tomoko Omura(Vln)、Fung Chem Hwei(Vln)、Benjamin von Gutzeit(Viola)、Brian Sanders(Cello)
演奏曲は、Camila Mezaのオリジナルが6曲、と以下各1曲という布陣。
Stephen Paul Smith,Pat Metheny-Lyle Mays,Antonio Carlos Jobim,Milton Nascimento,Noam Wiesenberg,Tomás Mendez Sosa。
01 Kallfu
02 Waltz #1
03 Awaken
04 This is Not America
05 Olha Maria
06 Atardecer
07 All Your Colors
08 Milagre dos Peixes
09 Interlude
10 Ambar
11 Fall
12 Cucurrucucu Paloma
前作とは異なり弦楽器を多用した作風で、弦楽器が演奏部分のイニシアチブを取るようなつくりの曲が大半を占める。
もっとも、メンツが前作とは異なり、ジャズ畑の有名人ではないというのもありそうだが、弦楽器以外が…、でも少ないながらも良い演奏している場面も散見するか。
前作の自分の文章で書いている、コンテンポラリジャズボーカル、といった趣は減じられているかもしれないが、Camila Mezaのボーカルの魅力は充分以上に出ているし、ギターも数曲でしっかりたっぷり披露。
3曲めでのキーボードとギターとボイスのユニゾンとの掛け合いとか、6曲めの長めのソロとか、しっかりとおいしいところは堪能させてもらいました。
ベストは3曲めにします。
"Ambar" Camila Meza(https://www.amazon.co.jp/dp/B07PFLFLWY/)
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