"Further Chaos" Gilad Hekselman

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Gilad Hekselmanのリーダー作は、昨年の下記作品以来ということになります
 "Ask For Chaos"(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64669211.html)
が、参加作は多く、自blogを検索して2019年だけ抜き出しても3枚出てきます。
 Ben Wendel Seasons" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64723113.html)
 John Raymond Real Feels: Live Vol.2" (http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64761561.html)
 Joe Martin Etoilee”(http://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64807361.html)

と活躍のペースが収まらないような状況ではありますが、本作はフィジカルなリリースはされていないようでダウンロードだけでの流通のようです。
米国的にはそれで充分なんでしょうけど、日本のことを考えたら(日本向けだけでも)CDでのリリースをするべきだと思うんですけどね..。

メンツは以下の通り。Dayna Stephensがゲスト扱いになりそうです。
Gilad Hekselman(G)、Rick Rosato(B)、Aaron Parks(P,Syn)、Kush Abadey(Ds)、Jonathan Pinson(Ds)
Dayna Stephens(EWI:1,3)、gHEX Trio(Ensemble)

演奏曲は以下の通り。オリジナルにWRにスタンダード といった構成
1. Seoul Crushing
2. Toe Stepping Waltz
3. The Hunting
4. A Part Of The View
5. Teen Town
6. Body and Soul

ちょっとダークな気配から始まり、そんな雰囲気を無機的なベースが重さを際立たせる。
そんな曇天を、切り裂いていく閃光のように鳴り響くGilad Hekselmanのギター、そしてDayna StephensのEWI。
この対比がなんとも格好良い。
続く2曲めが牧歌的な気配を感じる緩さのある曲で、ちょっとホッとさせてくれる。
3曲めは疾走感のある曲…
と、尖鋭なサウンドから、牧歌的なサウンド等々、さまざまなスタイルを器用に渡り歩いて印象的なフレーズを振りまいていく。
5曲めがWRで有名な曲。元曲のベースの高音部をギターにベースとの絶妙なコンビネーションで聴かせる。

ベストは、そんなWRの有名曲にしましょう!!


"Further Chaos" Gilad Hekselman(https://www.amazon.co.jp/dp/B07QWY5Q6N/)

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