"日本のJAZZ(J-JAZZ)いにしえの"の記事一覧

“プレイグラウンド” 山下洋輔

1990年に結成された山下洋輔のトリオのアルバムで1993年にリリースされたもの。 往時の山下洋輔トリオというとベースレスの、ピアノ, サックス, ドラムという構成が普通のような感覚だが、この編成は1983年で終わっているので、この頃はオーソドクスな編成となっている。 この盤、実は有名盤でそれが故に購入してきたのだが…

続きを読むread more

"ライヴ イン 益田" 生活向上委員会

生活向上委員会というと生活向上委員会大管弦楽団を想起しますが、大雑把に来歴を記すと、 もともと八王子アローンで梅津、原田の両氏が"生活向上委員会"を立ち上げ活動していた。 梅津、原田の両氏が渡米しているあいだに、松風が中心となった「松組」で"生活向上委員会"名義でアルバムを作成。1975年。  本作 同じタイミングで、梅…

続きを読むread more

"涛" 板橋文夫

板橋文夫の1976年のアルバムで、これが初リーダー作ということになります。 ご本人のhpのディスコグラフィ(https://bowz.main.jp/itabashi/disc/discography.html )では、このアルバムが一番最初に記載されています。 次作が、"Rise and Shine" (https://w…

続きを読むread more

"Old Folks" 渋谷毅 / 武田和命

渋谷毅と武田和命が共演した記録で、1985年12月に西荻窪のアケタの店で行われたライブの音源とのことで、正式録音ではないようです。 後述のとおり演奏の途中で話し声が入ってたりするのですが、記録が残っていたことが凄いことだと思います。 武田の演奏は、過去に渋谷毅オーケストラを除くと下記2作を紹介していますが、この頃の日本人…

続きを読むread more

"Gentle November" 武田和命

武田和命の名前は、日本のジャズ史のような本などを読んでいて、いろんなところで名前を見るのでよく覚えている。 これまでの演奏は、第4期山下トリオでの演奏を聴いている。  イン・ヨーロッパ-1983- (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a63142544.html ) 渋谷…

続きを読むread more

"渋やん" 渋谷毅

渋谷さんの演奏はソロがベストで、デュオは許容というとストイックすぎるが、それくらい小編成での演奏が素晴らしいと個人的には思っている。 デュオ以上の編成となるとオーケストラ作を最近は聴いたくらいか。 ソロ作はこれまで6作リリースされていて、本作を除いてすべて聴いています。(しっかり買いました)  "PIANO SOLO …

続きを読むread more

"帰る方法3" 松本治/渋谷毅

渋谷毅さんの一連のデュオ作のうちいくつかを以前集中的に聴かせてもらってました。  "無銭優雅" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/498924754.html ) 津上研太  "野百合" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/48…

続きを読むread more

Doctor Umezu Band "Live At Moers Festival"

ドクトル梅津バンドの1984年のドイツのメールスジャズ祭のライブ音源。 オリジナルアルバムは8枚出ていて、以下がその全貌  Doku UME BAND PLAYS Deluxe AT SAGAE(1981年)  DANGER(1982年)  DYNAMITE(1983年)  Live at Moers Festival…

続きを読むread more

“Flying Clouds” 日野元彦

日野元彦の名作"流氷" (https://www.amazon.co.jp/dp/B07SZFNFY3/ )の3か月後のライブ音源が発掘されました。 "流氷"録音の3か月後の1976年5月27日、東京のヤマハホールでのライブ録音。 メンツはパーカッションの今村祐司が加わってます。 日野元彦(Ds)、山口真文(Ts)、清…

続きを読むread more

"Live Concert Tokyo 1974" 近藤等則,梅津和時,土取利行

1974年5月15日に東京青山VAN99ホールで行われたライヴ音源が発見されCD化されたもので、これが梅津さんの初レコーディングらしいです。これは聴かせてもらいました。 この直後に、梅津さんはNYへ武者修行に行き、1975年に"生活向上委員会ニューヨーク支部" (https://jazz-to-audio.seesaa.net…

続きを読むread more

"内田修ジャズコレクション 人物VOL.1" 高柳昌行

"内田修ジャズコレクション"を聴かせていただくのはこれが2枚め。   宮沢昭 (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/a64060067.html ) なかなか、この頃の音源までしっかりいろいろと聴く体力財力気力がないなか、レアな音源を聴かせていただけるのはありがたいことです。…

続きを読むread more

"しーそー" 渋谷毅/森山威男

渋谷さんと森山さんのデュオで、2001年にリリースされたもの。 渋谷さんのアルバムをいろいろ聴かせてもらって、ソロ作の素晴らしさにヤられて、いろいろ聴いてます。  "Famous **" (https://jazz-to-audio.seesaa.net/article/480926544.html ) この同じ日に作られ…

続きを読むread more

"Scrawl" 加古隆

加古隆という名前は知っていたが、演っている音楽は実はよく知らない。 たぶんどっかでちょっと聞いていて、映画音楽、現代音楽とか、自分の聴取の範疇からは外れているという認識を持ったところで停まっているんでしょう。 本作は吉田哲治の参加作品ということで聴かせてもらったもの。 吉田は、永武とのデュオ作を出してまして、"Live…

続きを読むread more

"慕情" 菅野邦彦

コロナ禍で、入手困難だったりそこまで手が回らなかったりでこれまであまり聴けていない邦人ジャズを集中的に聴かせてもらう機会を得ました。 そのため散発的にちょっと古い日本人のジャズの紹介が紛れ込んでいます。 本作は、先日の南博さんのイベントで、最近よく聴いているピアニストは誰かと問うたときの答えの1人で、ちなみにもう…

続きを読むread more

林栄一 "音の粒"

コロナ禍で、入手困難だったりそこまで手が回らなかったりでこれまであまり聴けていない邦人ジャズを集中的に聴かせてもらう機会を得ました。 そのため散発的にちょっと古い日本人のジャズの紹介が紛れ込んでいます。 本作は、1996年の池袋"ぺーぱーむーん"でのソロライブを収録したもの。 林さんの当時のリリース状況から、このア…

続きを読むread more

"Scenery" 福居良

福居良の名前は、日本のジャズを聴いていると、いろいろと目にすることが多いがこれまで聴く機会はなく、これが初。 しかも、ここ最近散発的に紹介している、コロナ禍で入手困難だったりそこまで手が回らなかったりでこれまであまり聴けていない邦人ジャズを集中的に聴かせてもらっている一貫での聴取です。 福居は、北海道出身のピアニ…

続きを読むread more

"エアジン・ラプソデー" 明田川荘之

コロナ禍で、入手困難だったりそこまで手が回らなかったりでこれまであまり聴けていない邦人ジャズを集中的に聴かせてもらう機会を得ました。 そのため散発的にちょっと古い日本人のジャズの紹介が紛れ込んでいます。 本作は、アケタの店の店主であらせられる明田川荘之さんの1985年録音のアルバムです。 育ったところがアケタの店が…

続きを読むread more

"Honda Takehiro Trio Live 1974" 本田竹曠

本田竹曠のライブ発掘音源で、弟子の荒武氏が先日起こした OwlWingRecord(https://owlwingrecord.net/)からリリースされたもの 本田竹曠は2006年に亡くなってますが、存命中はほとんど演奏を聴いておらず、弟子筋の中島さち子さん(https://jazz-to-audio.seesaa.ne…

続きを読むread more

梅津和時 "First Deserter"

コロナ禍で、入手困難だったりそこまで手が回らなかったりでこれまであまり聴けていない邦人ジャズを集中的に聴かせてもらう機会を得ました。 これから散発的にちょっと古い日本人のジャズの紹介が紛れ込む予定です。 本作は1995年に録音されたMarc Ribot, Wayne Horvitz, Tom Coraというあちらの面…

続きを読むread more